京都市中京区六角通のビルの谷間に建つ天台宗紫雲山 頂法寺にやって来ました。
淡路島に漂着した如意輪観音像を念持仏としていた聖徳太子は四天王寺建立用の材木を求めて京都を訪れました。太子が池で身を清めている間、如意輪観音像を木に立て掛けたおいたところ動かすことができなくなり、如意輪観音はこの地で人々を救いたいと太子に告げたため、御堂を建てて安置したと云われます。
御堂の形が六角形であることから「六角堂」とも呼ばれます。
聖徳太子の額がありますね。
十六羅漢
羅漢とは仏の教えを護り伝えることができるお坊様に与えられた名前で、方位の四方八方を倍にした十六はあらゆる場所に羅漢様がいることを意味しています。
六角堂の北側にある赤いお堂は聖徳太子二歳の頃の像が安置された太子堂で隣の池は聖徳太子が沐浴したとされる池があった場所だそうです。
その池に白鳥がいてビックリしました
こんなビルの谷間に白鳥がいるなんてちょっと想像できません。。
聖徳太子が身を清めたと伝えられる池のほとりにはかつて小野妹子を始祖とする僧侶の住坊があり、「池坊」と呼ばれるようになりました。
代々六角堂の住職を務めた池坊は、如意輪観音に花を供える際、花の生け方に別格の妙技を見せることで評判となり、これが室町時代の「いけばな」の成立に繋がりました。
池の左に見える近代的な建物は華道家元 池坊の本部(池坊会館)です。
聖徳太子ゆかりの頂法寺(六角堂)は生け花発祥の地でもあったんですね
烏丸通から見た池坊会館
お次は烏丸通を北上して京都御所方面をぶらぶらしてきます
過去記事<京都写ん歩 御金神社>
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池坊の由来教えていただいてありがとうございます。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
メジャーな観光施設でなくても、色んな発見や歴史と触れ合うことができるのが京都の魅力ですね。
また、お越し下さい!