「 347 kibiso日傘(きびそ生絹縞)」
鶴岡シルク株式会社 山形県鶴岡市羽黒町松ヶ岡字松ヶ岡25番地
kibiso(※)とは、平成19年に経済産業省「中小企業地域資源活用促進法」の認定を受け事業化が始まった、絹の「製糸工程から産出されるキビソを活用した新素材開発及び、国内唯一の地域内一貫生産による高付加価値型シルク製品の開発」の事業計画により開発された絹の新しい素材のことです。
製糸工程において、繰糸の際に繭から糸口を見出すためにすぐりとった緒糸(ちょし)を乾燥させたもので、シルクの持つ抗菌性、高難燃性、UVカット、吸湿性その他絹の特性すべてを有し、また今までにない風合いを持っています。
この製糸工程から産出される副産物であるキビソを新素材として活用し、キビソを用いた新たな糸・テキスタイルを開発し、風合いの新たなシルク素材「kibiso」として新たにブランド化し、従来取り組んできたアパレル市場だけでなく、インテリア雑貨市場等の新市場の開拓を行っています。
「推薦コメント」
絹産地・鶴岡で始まった、絹織物の可能性を広げるプロジェクト。テキスタイルデザイナー須藤玲子を招いて、使われなかった素材を活かす視点の転換。「きびそ」の成分を見直す探求も進むなど、さらなる可能性を秘めています。-川上典李子-
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