「神戸ラーメン」
麺はストレート麺、具材はチャーシュー、茹でたもやし、青ネギを基本とする。神戸第一旭が初めて名乗る。その他、もっこす、ラーメンたろう等のチェーン店があるが、統一された特徴はないとされる。
*Wikipedia より
神戸ラーメンと聞けば、神戸のラーメンを代表するような特徴を備えたラーメンのように聞こえます。
神戸のラーメンには、これといった統一した特徴は存在していません。
さまざまな味やスタイルが混在しているのです。
したがって「神戸ラーメン」は「神戸のラーメン」ということになります。
神戸ラーメンは 神戸ラーメン第一旭(アサヒフーズ)が命名
「神戸ラーメン」という言葉は、神戸ラーメン第一旭(アサヒフーズ)が1984年にFC展開する際に名乗ったことで誕生しました。
神戸市民の間では「神戸コロッケ」などと同じ、単なる店名あるいは商標として捉えられており、「神戸ラーメン」というものが存在するという認識もありません。
神戸のラーメン 神戸に存在するラーメンの特徴
古くから神戸に存在するラーメンの特徴としては、次のようなものが挙げられます。
1. 縮れのないストレート麺
2. 具材は焼豚(実際にはスープを取った後のゆで豚を用いる)・ もやし・青ねぎを基本とする
3.豚肉や鶏ガラを主材とした旨みの強いスープ
本来の神戸のラーメン
1970年頃までの神戸のラーメンは、豚の正肉などから取った無色透明の広東風清湯スープに、柔らかく縮れのないストレートな細麺(多くは平打ち)を合わせるというシンプルなスタイルでした。
私の記憶では、さんちかのカポネが神戸のラーメンの特徴を備えていました。
具材としては、ゆでもやし・青ねぎ・焼豚(着色なし)が定番で、ワンタンメンの人気も高かったのです。
神戸には戦前から華僑が多数在住しており、また伝統的な食文化の面からも醤油味を好む関東とは異なり、塩ないしは薄口醤油を少量用いるのみで素材の味を生かした薄味の関西風中華料理が発達していました。
現在も古くからの街の中華料理店で供されるラーメン(メニューでは 「中華そば」 「汁そば」と表記されることが多い)はほとんどがこのタイプです。
今も、三宮の丸萬ではこの伝統が残っています。
*https://mazba.com/69620/ より
神戸ラーメン 第一旭