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<異名-スポーツ選手> 神の子

2024-11-06 07:43:15 | 異名

 「神の子 フェルナンド・トーレス」

 フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス(西: Fernando José Torres Sanz、1984年3月20日 - )は、スペイン・マドリード州フエンラブラダ出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはフォワード。 元スペイン代表。

*Wikipedia より

 運命的なプロデビュー
 筆者は偶然にも、トーレスのプロデビューを間近に見ている。

 当時アトレティコは2部に在籍し、1部昇格を争っていた。すでに使われなくなった、かつての本拠地ビセンテ・カルデロンスタジアム。紙吹雪が舞い、発煙筒がたかれ、歓声が耳をつんざいた。

 17才だった少年は、そのピッチに平然と立っている。緊張は少しも見えなかった。運命を受け入れているように見えた。

 「エル・ニーニョ」(THE Boy、子ども)

 それがトーレスの呼び名になった。

 当時、トーレスはユースチームに所属していたが、トップチームでたった3度練習に参加した後、急遽、試合メンバーに抜擢。チームメイトたちがその名前も知らなかったことで、誰もがエル・ニーニョと呼んだのが由来になった。顔がそばかすだらけなのもあったという。

 もっとも、プレーは大人顔負け。相手ディフェンダーが二人がかりでも、止められない。トップギアに入るのが急で、足の振りも速く、細身ではあったが、高さもあった。

 「選ばれし者」

 神か、悪魔か、そんな空気があった。周りを完全に凌駕し、バンパイア(吸血鬼)が人間と対するような迫力を放っていた。肌が白く、唇が真っ赤、血を吸っているような錯覚を与えたが、実際、ボールを持って突進する姿に歴戦の猛者をも怯ませる凄みがあった。

 「もし、アトレティコが1部にいたら、僕は17才でデビューできなかっただろう。それも自分にとっては運命だったのかも知れない」

 そう語るトーレスは、「神の子」という畏敬を込め、ファンに愛されるようになった。そして、アトレティコのために得点を取り続けた。チームに力を与えられる。そんな波長の良さがあった。

 <赤と白の血が流れている>

 それがトーレスだ。

*https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f30be5dd611d0272f71f1bcee3ff94c724f1ce6a より


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