一本桜のように・・・

小岩井農場は少しおそめの桜のさかり。

雫石の友人宅へ向かう途中、無性に小岩井農場の一本桜が見たくなり、寄り道をしました。
地元にいながら、初めて見る一本桜。花をみごとに咲かせている真っ最中でした！



この凛とした姿に魅せられ、しばし呆然と立ちすくんでしまった私。
なぜかじ～んと来て涙ぐみながら眺める一本桜。

テレビのドラマに出てなかったらこんなに有名になることもなくひっそりと農場の片隅で季節を過ごしていたに違いない一本桜。
それがいまや観光客が押し寄せて目の前の駐車場はウェークディーだというのに満杯状態。
誰もが、ほ～うっとため息をつきながら、空と岩手山と草原の間に立つ一本桜に感動しておりました。

私もこんな風にまわりに感動を伝える人間になれたらいいな・・



「あまり遅いから心配したよ」と友。
私はこの一本桜に寄り道をしたのはいいのですが、いつもと違う道を走ったため、少々迷子になって岩手山麓をうろうろしながら、彼女の家にたどりついたのです。
友人には申し訳なかったのですが、道々の景色が最高で思いがけずに久しぶりのドライブ気分を味うことができました。

「来る頃を見計らって立てていたのになかなか来ないのだもの(笑)」
と暖かいコーヒーがすぐさま目の前にあわられほっと一息。
何年ぶりかでのんびり過ごした私たち。
もうひとりの友人ともその場で電話で長話に花を咲かせ、一日中花盛り。

こんな日もあっていいな。