今朝は寝坊をしたので、鍋でご飯を炊きました。このほうが電気炊飯器よりはるかに早いのです。
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それでもって大慌てで作ったものだから、鍋の底はしっかりおこげの誕生。
なんだかとてもなつかしくなってしまいました!
ずーっと昔母はカマドでご飯を炊いておりました。
大きな木製のふたのわきからふくふくと熱い湯気が吹き出る光景がかすかに記憶の中にあります。
そんなお釜の底にはおこげが出来ました。
「おこげ入れて~」とおねだりして食べたものです。
ご飯のこげた香ばしい香りとかりっとした歯ごたえがたまらなく好きでした。
炊飯器になってからそういう経験はなくなってしまいましたから、
今の子供たちはアウトドアで飯ごう炊飯しない限りは経験することもないのでしょう。
もったいないなあ・・こんなに美味しいのに。
かまどの光景を思い浮かべながら、おこげを口に含むと、湯気の立つ小さな台所に立つ20代の母の顔が目の前に現れて来ます。
もちろん電子レンジもない、冷蔵庫もない、だるまストーブの上にはだか電球。
小さな食器棚の中には家族3人のささやかな食器。
時折どこからともなく飛び出してくるねずみを追いかける母。
夕暮れにはおとうふやさんがラッパを鳴らしてきたっけ。
二戸郡福岡町長嶺住宅。
西の山に日が沈むのを眺めながら5才の私はあまりにも美しすぎるこの光景を記憶しておこうと必死に絵を書きました。
山と、空と、お日さまと、カラス、
あれからもう50年以上も経ちました。
あの頃の方が豊な感性を持っていたような気がします。
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それでもって大慌てで作ったものだから、鍋の底はしっかりおこげの誕生。
なんだかとてもなつかしくなってしまいました!
ずーっと昔母はカマドでご飯を炊いておりました。
大きな木製のふたのわきからふくふくと熱い湯気が吹き出る光景がかすかに記憶の中にあります。
そんなお釜の底にはおこげが出来ました。
「おこげ入れて~」とおねだりして食べたものです。
ご飯のこげた香ばしい香りとかりっとした歯ごたえがたまらなく好きでした。
炊飯器になってからそういう経験はなくなってしまいましたから、
今の子供たちはアウトドアで飯ごう炊飯しない限りは経験することもないのでしょう。
もったいないなあ・・こんなに美味しいのに。
かまどの光景を思い浮かべながら、おこげを口に含むと、湯気の立つ小さな台所に立つ20代の母の顔が目の前に現れて来ます。
もちろん電子レンジもない、冷蔵庫もない、だるまストーブの上にはだか電球。
小さな食器棚の中には家族3人のささやかな食器。
時折どこからともなく飛び出してくるねずみを追いかける母。
夕暮れにはおとうふやさんがラッパを鳴らしてきたっけ。
二戸郡福岡町長嶺住宅。
西の山に日が沈むのを眺めながら5才の私はあまりにも美しすぎるこの光景を記憶しておこうと必死に絵を書きました。
山と、空と、お日さまと、カラス、
あれからもう50年以上も経ちました。
あの頃の方が豊な感性を持っていたような気がします。