いつの時も 大事にするのは お客さん

ヤクルト・スワローズの古田敦也選手が…引退しました。
今日の引退セレモニーで…『18年間ありがとうございます』とのスピーチです。
そして『また会いましょう！』と…ファンに向かって手を振ります。

僕は18年前の新人時代の古田選手を…生で観ています。
打てない・盗塁を許す・リード下手な…スタメン落ちの古田選手でした。
僕は眼鏡を掛けた古田選手は通用しないと…勝手に決め付けていました。

そんな古田選手が…球界一のキャッチャーに成長したのです。
球界とファンを愛する古田選手は…選手会長時代には闘います。
ＴＶに出てもファンを大切にする古田選手は…皆に愛されました。

今日のセレモニーの後…彼はフェンスに昇りお客さんに応えます。
お客さんも…彼のそんな行動に声援を送ります。
『また会いましょう！』の言葉は…まだまだ彼を応援したくなります。

もし彼がエリカ様の様に…「今日はありがとうございました」の一言だけだったら？
そして彼がエリカ様の様に…「特にないです」とダンマリを決めてしまったら？
ついに彼はエリカ様の様に…溜息まじりに「別に」と腕を組み不機嫌な態度でいたら？
（神宮球場は暴動の場と化し…引退式は追放式になっていた？）

もしエリカ様があの日…舞台から客席に降りてファンに手を振っていたら？
またエリカ様が満面の笑顔で…『ありがとございます！』と言えていたら？
そしてエリカ様が『また会いましょう！』と…お客さんに手を振って帰ったら？
（彼女はＮＯ.１アイドルは間違いなく…僕はファンになっていたかな？）

古田選手の引退セレモニーで…他人を思いやる気持ちを学びます。
《私達の社会は…お客さんあってのお仕事ばかりなのですよ》
あのねぇ「私じゃダメですか？」って…『はい！もう駄目です！』