ゲロゲロゲ そこのけそこのけ 皆逃げる

2008年09月09日 | 僕…
夜遅くに…電車に乗ります。
少し満員で…立っている人が触れ合う程です。
そして車内は酒臭く大声で話す人もいて…微妙にウザイです。

すると「うぇ~うぇ~」と…なにか呻く声が聞えます。
そして声の方向から何人かの人が…こちらに向って来ます。
人の隙間から覗くと…「うぇ~うぇ~」を発してる男は座って餌付いてる様子です。

酔った「うぇ~うぇ~」の声は数回繰り返され…人々を脅かします。
そして数駅を通過した時に…彼は遂に爆発して口からナニカを出します。
すると周りに居た人達は…いっせいに数メートル身を引きながら身を守ります。

その泥酔の男の半径5メートルは…誰も居なくなります。
そうなると自然と…僕の周りはギュウギュウ詰めの状態です。
しかし人間は非常事態になると…過酷に身体を密着する事が出来るものです。

一つの車両で…超満員の箇所とガラガラの箇所があります。
そして男は周りを気にしながらも…車内を汚し続けています。
やがて電車は駅に着き…人々は我先にと降りていきます。

僕は…その人混みに飲まれて降りてしまいます。

『あの~お酒を飲んでも良いですが…飲まれちゃ駄目ですよ』


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