大丈夫 暗い夜道で 何起こる

最近は…日没が早いです。
午後5時も過ぎれば…辺りは薄暗いです。
しかし夜のジョギングは…この時間以降に行う僕です。

今日は暗い中…河原の土手を走ります。
街灯はなく真っ暗闇で…遠い灯が頼りです。
接近する物体は…2・3メートル前後で発見します。

走っていたら…前方に黒い塊を発見します。
慌てて避ける僕は…右側に進路を変えます。
すると…そこには自転車が停まって置いてあります。

僕はまた…それを避けます。
そして立ち止まり…辺りを確認します。
すると黒い塊は…倒れている年老いた男性です。

僕は『どうしました』と…声を掛けます。
しかし老人は何も答えず…うずくまっています。
僕は心配になり再び声を掛けますが…反応はありません。

一大事の予感の僕は…焦ります。
しかしジョギング時に…携帯電話を持たない僕です。
誰かを呼ぶにも周りが暗くて…何も出来ないオロオロの僕です。

すると遠くから…小さな灯が見えます。
その灯は…段々とこちらに近付いて来ます。
そして灯は僕の所で止まり…「こちらですか」と聞きます。

その声の主は…救急隊員の方です。
僕が事情を説明すると…彼は「だから来た」と言います。
どうやら僕以外の方が…御老人の為に救急車を呼んだようです。

僕は…そこを救急隊員に預けて去ります。
するとストレッチャーまでが…その現場に向って来ます。
僕は御老人の安否を気にしながらも…ジョギングを続けます。

しかし急に自分の身体が心配になり…ジョギングを中止した僕なのです。