日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



私は、日本ではハンバーガーは食べない(全くではないが)
食べるなら、ハワイの某所か、NYの某所(当ブログで既に紹介済)と決めている ひねくれた人物である。


一方で、子供のころ食べたことが異様に記憶にこびり付いているハンバーガーがある。
それはNY時代、毎週土曜の日本人学校が終了したあとに、頻繁に食べに行ったハンバーガー屋。
子供心に、寄ることをいつも楽しみにしていた。

それは、とっても目立つ白い建物のドライブインで、お城の形。
ハンバーガーもユニークで、パティが四角形、なぜか穴が空いている形だった。
肉汁の染みた小さなタマネギ片がバンズの内側にくっついていて、これだけ先に食べるくらい異常に気に入っていた。


それがどこなのか、この本で判明した!
それは「ホワイトキャッスル」という名のチェーン。
この本の第2章が、この「ホワイトキャッスルの誕生ー標準化への飽くなき欲望ー」
マクドナルドの先駆者として、アメリカの初ハンバーガーチェーンを作り上げたのが、この「ホワイトキャッスル」だった。
それまで汚かったハンバーガー屋のイメージを白い「城」と内装で、清潔な食べ物にマインド・シフトさせた、ブリリアントな技。
この章、異様になつかしく読ませてもらった。

次の章で、いよいよマクドナルドも登場、この革新性そして時代背景も多いに語る。
コカコーラとともに「繁栄するアメリカの象徴」としてハンバーガーがアメリカ全土にそして世界に君臨するその様を、ていねいに描いていく様は見事!
ビッグマックの原型となる2重重ねハンバーガーがどう生まれたか、アメリカで人気のワッパーの誕生秘話、などなどめっぽう面白い。


ただし.....
今日の日経の書評欄でも紹介されたこの本の、唯一の欠点をお知らせしておかなければならない。。。。
それは、この本を読んでいると『無性に腹が減ってくる」こと(笑)

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