日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






1969年。場所はフロリダ州モート郡の田舎町。
そこで一癖も二癖もある面々が集合する。
殺人事件の死刑囚に冤罪の可能性があるとしてべく、新聞記者2人(マシュー・マコノヒー、デヴィッド・オイェロウォ)が街に来る。

ここに姿を現す取材の依頼主で、まわりを圧倒するのが、ニコール・キッドマン。
彼女は驚くことに、この死刑囚に文通を通し恋愛関係に陥り、遂には婚約まで!
40才越えながらも、カラフルな衣装に身を包み、登場のたびにセクシーさを振りまく(ピーク時のアン・マーグレット的)
写真のシーンは、面会で死刑囚を挑発する彼女。他の人が目のやり場に困ってる(笑)
登場人物のほとんど全てがこの毒牙にやられ、何らかの関係性に至る。
それほどの彼女なのに、死刑囚との屈折した恋愛感情にしか、喜びを見いだすことができない...
なんとも屈折した女性なのだ。

彼女のみならず、登場人物は皆何らかの屈折を抱えている。
主人公(ザック・エフロン)は新聞記者の兄の手伝いで参加するが、一生逃れられないトラウマに陥る...


場所が南部で、時代も60年代ということもあって、まだ黒人差別がうっすらと。
(そこは「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督だから得意)
そして、ワニが生息する人里離れた、じめじめした湿地帯で物語が大きく展開するので、なんとも憂鬱感漂う。
それでアップしたタイトルのようになる。

「腐臭がねっとりとこびりつく」って、この映画実は 凄いかも?!
真夏の引力、というサブタイトルもそういう意味でなかなか良い。
その感覚に代表される1本と言えよう!

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