日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 







正直、あまりみたくないテーマの映画なのだが、ソダーバーグ最後の作品と言われると見逃せなくなる。

その内容は...
テレビで有名なピアニスト、リベラーチェの最後の10年。
彼は生前隠し通していたが、ゲイ。で彼の恋人スコット・ソーソンとの愛欲生活!が物語の中心。

写真はアメリカDVDパッケージだが、下の左右に露骨に目立つように置かれているのは15才未満「禁」
そりゃ青少年に悪影響を与えてしまいそうだよねえ(笑)

企画がスタートしたのはなんと「トラフィック」(2000)のころだそう。
この時監督からマイケル・ダグラスに声がかかり快諾!までは良かったが、内容が内容だけに製作OKが出ない。
やっとHBOフィルムズ(ケーブル局)がお金を出し、アメリカではHBOで放送、それ以外は公開、という特殊パターン!
面白い。



で、映画を見始めてみると、確かに露骨にその手のシーンだらけ!
不思議だったのは、あまり不快な気分にならないこと。
その理由を考えてみると、その理由は =「キャスティングの妙」

マイケル・ダグラスは性豪として有名で、さんざ女性と付き合いまくったあげく、キャサリン・セタ・ジョーンズと結婚。
そんな彼がゲイなわけない!という思考が働くので安心して観ていられる(笑)
共演のマット・デイモンは性豪で有名なわけではないが、彼もゲイなわけない(だいたい似合ってない 笑)
というわけで、予想外に安心して鑑賞できた。
計算づくか?ソダーバーグ。

キャスティングだけでなく、ソダーバーグの演出は冴えまくり。
リベラーチェの軽快なビアノの旋律をうまく配し、ラストまで一気に引っ張る。
そのラストのリベラーチェのシーンがまたいい! 
彼が最後に言い残すセリフも、今年最高級のひとつ(かな?)

ということで、今年2013年において「最高にトンデモ 怪?快作」であることをこの時点で認定!
って、そうとう気に入ったということか?

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