「歩くヒト」づくしの最初の展示室の次のルームは「3次元」づくし(笑)
(3)で紹介した「3次元歩くヒト」だけでなく、羊、高層ビル、風景などが3次元で。
写真は “Cardigan”
輪郭だけの女性の銅像。
ヒトといえば、普通「顔」はとても重要な要素。
そこがすっぽり空間になり、2次元的な輪郭だけ。
そこで当ブログの解釈が生まれた。
(1)で紹介した作品のタイトルには New York や Boston が入っている。
田舎町では歩いてる人が、誰が誰かは皆わかっているが、大都会ではそれは皆無。
知り合いに会うことは稀。
オピーの作品群は、意識的にか無意識的にか「都会生活者の無名性」を表現しているのではないかと?
そう考えると、写真の女性はタイトルの「カーディガン」以外の個性がない。
高級ブランドの紙袋を持つことが、インスタすることだけが自分の証明になっているヒトは日本にも多数存在する。
その空虚さが今作品にも共通する?
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