ナチスに支配されたベルリンオリンピックさえ霞む最悪の大会、をドキュメント調で(汗)
時は 1972年
ミュンヘンオリンピック1972開催中にテロ発生…
イスラエル選手団 がテロリストにより人質に…
その現場は選手村(汗)
ひとつ丘を越えた場所にあったのが 報道センター
ミュンヘン1972 の全米放送を担当していたのが ABC
スポーツ番組のクルーたちが突然この事件を実況することに!
ここに至る判断も含め、刻々と変わる情勢が目まぐるしい(汗)
テロリストの動き、警察の動き、現地メディアの動き、
はもちろんのこと、
中継衛星の使用許可、放送枠の確保、放送倫理問題、人質人権問題 etc…
緊迫感がバンバン増していき、ラストにピークを迎える!
鑑賞者はこの大渦に巻き込まれたまま最後まで到達(汗)
写真左から2番目の女性はこのクルーで唯一のドイツ語使い。
警察無線 や 現地メディア を聴きながら英語でスタッフに伝える重要な役割を突然担うことに(汗)
彼女が狂言回しというわけではないが、興味深いコメントも残す
「西ドイツ は戦争から立ち直った国イメージを大事にしすぎて、警備を怠った」
ドイツ側の様々な立場をも代弁する立ち位置となったことがわかる。
実はこのアップのジャンルをどう設定するか悩んだ。
普通は「映画」にするのだが、今回は「オリンピック」カテゴリーにしたい。
というのも、映画を1本見たというよりも、こんな「オリンピック」があったという事実の方が重いと考えるから。
なので結論は、
ミュンヘンオリンピック1972開催中にテロ発生、の悪夢を追う放送メディアをドキュメント調で描く力作。