実は当ブログ、タモリが前に言っていたミュージカル感に共感している。
「ミュージカルって急に歌い出すから恥ずかしいよね」
ミュージカル は一種の「様式美」だという認識。
楽曲・歌唱・映像がよほど完璧ならOKだが、先の3つにズレがあった瞬間に白けてしまう。
でそんな私がこの映画を観た理由は?
キネ旬の映画評で、3人すべて星★★★★ だったからだ!
監督は矢口 史靖。
「ラ・ラ・ランド」を見て作りたくなったそう。
基本プロットはここで紹介したくないほどのベタなお話だが、ミュージカルだから仕方ない(笑)
で三浦 貴大と主人公 三吉 彩花 の絡みでミュージカル・シーンが始まった時、こう思った。
「なぜ デミアン・チャゼルが フィルム撮影、ワイドスクリーンフォーマットにこだわったか」
何が言いたいかというと「スクリーンが小さすぎて、ふたりのダンスが映えない」
写真のミュージカルシーンでも「なぜかダイナミック感がない」のはなぜかと思っていた...
日本映画の予算では仕方ないし、色々な問題があることは理解しつつ…
なので当ブログ的には3要素=楽曲・歌唱・映像 のうち、映像という点だけで残念賞。
一方で、物語が進み 東京 →新潟→弘前→青函連絡船→ 札幌 と展開して気づく。
この映画、ミュージカル というよりは ロード・ムービーだということに。
でラスト、伏線がきれいに収容され、映画のタイトルが再度出てフィニッシュ!
結局は満足して劇場を出た。
結論:ミュージカル というよりは ロード・ムービー なので、ミュージカル嫌いでもOK(笑)