007「カジノロワイヤル」の感想の続き、PART 2、オープニング~ミュージック編です。
一言にいうと、過去20作のパターンから逸脱して魅せる、極めてフレッシュなニューボンド登場篇でした。
がもう少し書き足りないので...
まず、タイトルバック。
これが素晴らしい。
旧作の「カジノロワイヤル」のこれが素晴らしかっただけに、気合い十分だったのでしょうか。
トランプの柄が舞い散りつつ展開する映像、これだけでもう堪能し、ここで「もう十分良かった」といる状態です(ホントかよ)
唯一の不満は、テーマ曲。
男性ボーカルの場合はたまにはずすケースがありますが、今回もややはずれぎみかと。
(例えば、デュランデュランとか)
一方これまでボンド役が変わると、最初の違和感はオープニングの銃口~銃声~血 のシーンではなかったでしょうか。
そして、次の違和感はニューボンドが例の台詞を語るシーンなのです。
ところが今回は驚き!!の過去にないパターン構成。
ド頭にくるはずの銃口~血~銃声シーンをずらし、アクションの流れの中に巧みに配置。
過去5作(ボンドは6代め)の違和感をあっさりクリアーしつつ、例の台詞もできるだけ封印。
そして、最後になって初めてやっと登場する有名な台詞そして例のモンティニューマンのボンド・テーマ(ここまでほとんどワンフレーズくらいでほとんど流れない)
例の台詞、テーマの連発でしめるという大技!!で構成したと言えるのではないでしょうか。
最後に実に勝手な希望ですが、次作はぜひ第2作ということで、「From Russia With Love」でのテンポの良いジョンバリーの名曲「007」を復活していただけないものかと......
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