数年前、「フリーエージェント社会の到来」という本を読んで感じたこと...
キーワードは、「組織に縛られず生きる生き方」が一。
そして二に、「リタイアからeリタイア」
この時に予感したことが現実となりつつあると感じる今日この頃です。
つまり、ネットがひとつのきっかけとなって、「労働」がいい意味で変化してくると。
(もちろん悪い意味での変化も多くありそうですが=フラット化する社会?)
そんな中、「マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ」という副題、
そしてタイトル「ウィキノミクス」。
これらの言葉はこの潮流を一言で言い当てているなとビビッときて、一気読みいたしました。
発売は、6月11日。著者は、ドン・タプスコットアンソニー・D.ウィリアムズ。
前向きにウィキペディアで実際に起ったコラボレーションを分析するとともに、IT系のINTELあるいはIBM(IT系で起るというのはわかりやすい)だけでなく、ネット系以外でもP&Gやレゴの事例や、そして医学、農業系までも影響を及ぼすその現在形にまつわる話題まで豊富。
またこのマスコラボレーションにおける問題点を論述している一冊となっていて、アメリカ産っぽいまわりくどさ感(わかります?)はあるものの、興味が尽きない本。
i-podというi-phoneも登場して最先端のように思える事業でさえ、実はハードディスクガジェットという点で、この分岐点にたっているかもしれないというのは良く理解でき、いい指摘だなと感心した次第。
この「ウィキノミクス」という言葉、ある意味で今後の重要な変化を言い表していると思え、なかなか使えそうな感じです(全てそうなるということではありえないが)
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