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現在、新・ロスコルームの企画を実施している川村記念美術館が企画・監修した本。
(展示については、09-04-05 ,07 「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」川村美術館 ロスコ・ルームで K.593に痺れる(1)(2)参照)
今回の展示内容から論文、ロスコ・チャペル(ヒューストン)の紹介などなど大充実の内容が 200ページ以上。
ここでは印象に残った部分を、絞っていくつかメモメモ!
ロスコ・チャペルのためのロスコの言葉
「限りないものと限りないもの、私はその両方を描きたかった」
ロスコ自身が自分の絵の材料として挙げているのが、何よりもまず「死」
それから「官能性」「緊張」「アイロニー」「機知と遊び心」「はかなさや偶然性」
そして最後に「希望」
わずかな光によってこそ、
絵は彼自身の前に、
そして私のような鑑賞者の前に、
その姿を現すのだということを、
そしてしばらく立っていると、まるで暗室で写真は現像されていくように絵が浮かび上がってくる。
それがロスコの望むところだったのです(ドリー・アシュトンとの対話)
他の画家の作品と並べられてはその気配さえかき消されてしまいますが、それだけ何点かまとまれば、同じ空間のなかで響き合い、あたかも音楽を奏でるかのような空気を震わせながら、一枚の絵では生み出し得ない「場」をつくり上げます(解説)
そう、それを実現したのが今回の展示なのだ!
(明るさだけは前述しているように気にはなるが)
最後にもうひとつ。
それはモーツァリアンなネタ。
展覧会の音声解説での息子のコメントによると、ロスコが1番好きだったのは、意外にもK.620 魔笛だったという。
ロスコがパパゲーノの歌を口ずさみながら絵を描いていたと思うだけで楽しい。
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たった今終了した【UEFA カップ 】=来季から、UEFAヨーロッパ・リーグに名称変更 のベスト8 2nd leg。
その結果は.....
ディナモ・キエフ vs PSG = 3 vs 0 ディナモ・キエフ(ウクライナ)ホームで勝ち抜けを決めた!
最近の実績でいうと1998-99UEFAチャンピオンズリーグに続き、今回もベスト4に。
(カップ・ウイナーズカップ時代の優勝とか昔はもっと凄いが)
マルセイユ vs シャフタール・ドネツク= 1 vs 2 シャフタールで勝ち抜け !
ウディネーゼ vs ブレーメン= 3 vs 3 トータルスコアでブレーメンで勝ち抜け!
マンチェスター・シティ vs ハンブルガーSV= 2 vs 1 トータルスコアでハンブルガーSVで勝ち抜け!
ということで、ウクライナ勢とドイツ勢に絞られました!
ドイツの2チームは、両方ともアウェイを闘い抜いて勝ち上がり。
ブレーメンのアウェイ3点でイタリア勢でCLも含め唯一残っていたウディに引導を渡した感じ!
核のジエゴとピサロが活躍すればそりゃ勝てるよねえ。
ウディはイエローの多さが響いたかな?
フランス・リーグ・アン勢は全滅!!
ウクライナの2チームに完全に抜かれてしまった。
まあこれで終盤の国内リーグに集中できるかな?
(09-04-13アップ=5ポイント差に6チーム。 大混戦のリーグ・アンに注目!)
<ロシア、アジアからの資本投入がこのプレミア勢の強さを形成している。
<老舗ポルト、躍進ヴィジャレアルが破れたのは、そういう世界的潮流に対してなのだ。
<これではFootball の快感もやや遠のいてしまう。
「金」が多く集まった有力チームがやはり.....という印象が強いチャンピオンズリーグと比較して、こちらの方がまだまともか。
ディナモ・キエフのような、名門の叩き上げクラブが上がっているし。
ただ シャフタール・ドネツクもウクライナの富豪の金が流れ込んでいて強いわけなのでそうも言い切れないが。
リーグに続いて、金をつぎ込んでも勝てる訳ではないを見事証明しているマンチェスター・シティがここにもいて笑える!
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たった今終了した【UEFA チャンピオンズリーグ】のベスト8 第1試合2nd-leg。
その結果は.....
FCポルト vs マンチェスターUの結果 = 1 vs 0 マンチェスターU(英)が勝ち抜け。
アーセナル vs ビジャレアルの結果 = 3 vs 0 アーセナル(英)が勝ち抜け。
昨日、チェルシー(英)が残ったので、スペイン勢唯一の生き残りのバルセロナ以外はプレミア×3!
プレミアについては最強リーグというよりは、バブル期に「金」が多く集まった有力チーム、という印象が強い。
思い出すのは、昨年5月に放送のあった、NHK-TV:「NHKスペシャル 沸騰都市2 ロンドン」。
ロンドンがサブプライム問題が世界的に現象化する前に、世界の金融の中心地化を猛・推進、ロシア、インド他の人材流入を促進するとともに、資本も取り込み国際化を進めることで巨大化してきた(今考えると愚か)。
驚いたのは、Football!もこの流れに先頭を切って?飛び込んでいったこと。
選手の価格が急上昇した結果、破綻したクラブがかなりの数あった状況の中、チェルシーのオーナーになったアブラモビッチ、マンチェスター・シティのオーナーになったタクシン前タイ首相(そして崩壊した)、そしてアーセナルのロシア富豪による買収騒動などで、番組の70%くらい締めていた。
一方こうなると、なぜ番組で触れないのと突っ込まざる得ないのは(2回め!)マンチェスター・ユナイテッド。
イギリスの代表的なFootball Clubであり、今年のチャンピオンズ・リーグを制したマンチェスター・ユナイテッドも既に外国から買収されている。
しかもそれは、アメリカNFLタンパベイ・バッカニアーズのオーナー、マルコム・グレーザー。
買収されたのは、2005年 5月16日。
また第3のチームリバプールでさえ、既にアメリカ資本に組み込まれている。
もう言うまでもないが、結論。
ロシア、アジアからの資本投入がこのプレミア勢の強さを形成している。
老舗ポルト、躍進ヴィジャレアルが破れたのは、そういう世界的潮流に対してなのだ。
これではFootball の快感もやや遠のいてしまう。
こうなったら、胸ゼッケンをあえてUNISEFに寄付するという大胆な、ソシオで成立しているあのクラブにどうしても期待してしまうのは仕方ない(笑)
と、ここまで書いて気づいたので修正。
アーセナルはそういう意味でいうと、金マンU(キンマンユー)とロシアchelseaとはやや違うポジションにある。
ベンゲル監督を中心とした若手育成で成果を上げてきているチームだからだ。
と、ほめようとしたところで、違う方向にまた思考が向いてしまった....
悪い表現でいうと、世界から将来の才能を「資本」で買い付けてチームを強化している。
そういう点ではバルサも同罪。
メッシはじめとして.....
Football界の問題点がなぜか早朝から吹き出してきて止まらない2009年 4月 16日の早朝なのだった。
ナンテコッタ!
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正式タイトルは、The International ザ・バンク -堕ちた巨像-。
先日アップ(2009-03-27 映画:間もなく公開 The International ザ・バンク 期待のアクション・シーンとは)のようにかなり期待していた。
公開直前の金曜夕刊、この映画の広告のコピーが「現在の金融危機を予見した、衝撃のリアリティ」(笑)
さて実際観てどうだったか。
<しかも闘う相手が悪を働く銀行というストーリー。
<最近アメリカ国民怒りのAIUの例のボーナスの1件とか、CITI BANKのこととかがあるので
<そういう部分でもスカっとできそう
スカッとした!
悪行がエスカレートした銀行の行為がいよいよ許せなくなってくる主人公に、こちらの気持ちもシンクロしてくる。
演出も無駄がなく、じわじわじわじわ緊張感が高まってくる。
そしてクライマックスは、注目していた終盤のNYの「グッゲンハイム美術館」を舞台にしたアクション・シーン。
白を基調としたゆるやかならせん渦巻き(写真)で、突然巻き起こるバトルは壮絶!
このシーンが短かったらと心配していたのだが、テンション高いまんま時間もけっこうあって、期待に違わぬ出来。
2年間もの交渉の結果、2日間の撮影期間を得るとともに、巨大セットをくみ上げた執念が見事に実っている。
「007 慰めの報酬」の終盤での、あのなんだかよくわからない謎のホテルと比べると、雲泥の差。
あの不満タラタラだった気分が一気に解消された。
パークアベニューを北上するシーンとかも含め、いよいよ来るゾ感もたまらない。
(そんなかよと思われそうだが)ボーン・スプレマシーよりは下だが、ボーンアルティメンタムよりは上と思う。
このシーンを観るために、もう一回観に行ってもいいなと本気で思っている!
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シカゴの視察に続いて、国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会が今日、来日し都内にステイしている。
この視察で評価委が作成する報告書は、IOC委員の10月の開催都市決定に向けて最重要な判断材料となる。
このため招致活動は現在、大きな山場を迎えている!
東京は昨年6月の1次選考を1位通過したものの、その後オバマ大統領の誕生によってシカゴも有力視されている。
また日本の後に行く、実現すれば初の開催となるブラジルも健闘していると聞く。
今日、代々木体育館に行く用事があった。
ここは当然IOC委員の都心部の競技会場予定地視察に含まれている。
このため、歩道橋から体育館の前から、承知活動のスローガン、承知ロゴに包まれていた。
熱意がこちらにも伝わってきた次第である。
この来日は20日まで。
昼間に都内にいる皆さん、もしそれらしい一行(最新鋭のハイブリッドバス)を見かけたら、手をふって友好の意を示そう!(笑)
なぜなら、前のアップ(08-09-14 読中評(中):オリンピックはなぜ世界最大のイベントに成長したのか なぜ2016年東京かを理解する)から引用させていただく。
承知に成功した場合のイメージを以下。
<「東京は経済的ピークをすぎた疲弊した国の首都だというイメージを
<追い払うのに成功した。
<そして日本の評価を、アジアの中に埋もれつつある国というイメージ
<から「やはりアジアの中心の国」へ見直すきっかけとなった」
<それは外部に向けての話だけではなく、国内の意識がまず変わるというところに価値があると思う。
<日本の経済力は衰えつつあるとはいえ、まだまだ強力な
<資産や可能性を持っている。
<ところが中国、韓国に比べた場合、日本人的な精神的な弱さが
<その負のスパイラルを自ら強めてしまっているような気がしてならない。
<サブプライム問題が世界的に拡大するにつれ、日本の優位性は少しずつアップしているように感じるところもある
<が、その優位性も活用して来年の10月(開催国決定のタイミング)乾杯していたいものである!
その確信は今でも揺るがない。
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フランスのサッカーリーグ、実は先週末の試合を終えて以下のような状況。
順位 ポイント
1.マルセイユ 61
2.リヨン 60
3.ボルドー 59
3.トゥールーズ 56
4.リール 56
5.パリSG 56
6チームがわずか、5ポイント差の中でひしめきあっている。
しかもリーグの短いリーグアンは、あとわずか7節で終了!
そこで、最も順位に直接影響する「上位のガチンコ対決」を下に記しておく。
4月19日ボルドー vs リヨン
4月24日リヨン vs パリSG
4月26日リール vs マルセイユ
5月02日マルセイユ vs トゥールーズ
5月13日トゥールーズ vs リール
5月16日マルセイユ vs リヨン
5月30日トゥールーズ vs リヨン
こうしてみると、ガチンコ系が最も多いのが、明らかにリヨン!
は果たしてリーグ連勝記録を8に延ばせるのだろうか?
(逆にいうと、ここまで盛り上げたのはリヨンに他ならないのだが....)
こうなると下手すると毎節首位が入れ替わりかねないのでスリル満点!
もしかしたら初優勝しちゃえるトゥールーズ(写真)をまず筆頭に応援したい!!
とか、前期降格の危機を乗り越えてきたパリSGもね。
もしかして上位対決の少ない点において、パリ・サンジェルマンが首位を奪取か?!
なんにしても、あと7節!
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TDLとはオナジミ東京ディズニーランドのこと。
ここのアトラクション「ミッキーマウスレビュー」が5月25日で運営終了と聞き、「えっ?!」となっている。
このショックは大きい。
開園当初から続いてきたこのアトラクションは、ある意味シンデレラ城以上に「東京ディズニーランド」の中心であり続けた。
トーキーのアニメ映画、というウォルトの発明から立ち上がり、ミッキーの最初のフィルムなどのディズニーのルーツを紹介。
次のシアターでは、ディズニーの成長を形作ってきた時代の数々のアニメ及び音楽を、ミッキーオーケストラで再現。
そしてフィナーレはスポットライトがあたる中、ウォルトのミッキー声。
なごみのアトラクションとして、TDLに行くと毎回必ず寄るアトラクションだった。
時には睡眠場所(ゴメン!)としても重宝した。
極寒の日には、暖を取ることも目的にここに飛び込んだ。
このアトラクションは中心でもあり、「へそ」に近い。
取ってはいけないものだ。
ごまを取っただけで腹が痛くなる(笑)
冗談はさておき、歴史的経緯からしても問題あると思う。
このアトラクションは元々、フロリダのディズニー・ワールドのマジック・キングダムにあったもの。
TDLがオープンする際に、ディズニー・ワールドからオリエンタルランド前会長高橋氏(当時社長)との個人的親交からプレゼントという形で、東京ディズニーランドに移設された。
このアトラクションがなくなったディズニー・ワールドには、ディズニーの業績を讃える施設が別に用意されている。
一方で、今度の新アトラクションをアチラで観たことがあるような気がするが、ほとんど記憶に残ってないレベルの内容。
「へそ」を失ったTDLは遂に遂に?迷走するのはないか。
客の好みそうなアトラクションを新しく出し続けるニーズはわかるが、やっていいことといけないことがある。
今回はそれに觝触すると明確に思う。
自分のルーツを大事にしない者の運命はどうなるか、歴史がそれを証明し続けている。
今ならまだ間に合う(か?)
白紙化を強く望む。
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自分の映画ヒストリーでトップに君臨している映画に「カープの世界」がある。
ガープという変わった名前を受けた主人公の起伏に満ちた波乱の人生を描いているのだが、No.1になる理由はたくさんある。
原作から持ってきたモチーフが素晴らしいをいうのもモチロン(原作者はジョン・アーヴィング)、出演陣も主人公のロビン・ウイリアムス(若い!)は当然のことながら全員が完璧 etc....なのだが、極めつけの決定打は「演出」。
監督はジョージ・ロイ・ヒル。
彼の才能が遺憾なく発揮されている。
直前のシーンと次のシーンで、時制が大きく違うタイミングにつないでいく時に、その「時間軸」をまたがってジャンプする「演出」が素晴らしいからだ。
他の有名な映画でいうと、あまりいい例えではないような気もしつつ、「明日に向かって撃て」のメキシコに移ってからの主人公3人が軽快なコーラスにのって縦横無尽に活躍(?)するダイジェスト展開「演出」とかかな。
映画だけでしか味わえない快感! なのだ。
そんな彼の才能を遺憾なく発揮したのが、この映画。
なんたって主人公は自分の意思とは別に現在・過去・未来を脈絡もなくジャンプする人生を送っている男。
あまりにめちゃくちゃな話なゆえに(笑)ひかれそうなので書いておく。
原作はカート・ヴォネガットの小説。
原題はSlaughterhouse-Five, or The Children's Crusade: A Duty-Dance With Death。
スローターハウス5とは、第二次世界大戦のドレスデン爆撃後に主人公が捕われた収容所の名前。
この戦中のエピソード、アメリカでの家族形成時代、そして未来で起こるいくつかのエピソードが絶妙にミックス・アップされている、そんな映画。
アーヴィングらしい、運・不運が表裏一体に交錯するこの話を、ロイ・ヒルが得意技決めまくる(?)展開を是非お楽しみいただきたい!
グレン・グールドの音楽もきいてます。
発売は5月13日。
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著者は、ニューズウィーク国際版の編集長ファリード・ザカリア氏。
地球規模の権力のシフトが始まり、「非西洋」と「西洋」が混じり合っていき「アメリカ以外のすべての国」が少しずつ台頭してくるという主張は理解しやすい。
特にそこをフォーカスして書いてあるわけではないが、世界の「フラット」の進行と経済面から考えるとわかりやすい。
前半の章を上記のような趣旨で、第4章中国、第5章インドを追い、最後はアメリカが自らグローバル化できるか没落するのかを論ずる。
予想どおり、辛辣に論じているのがアメリカの政治。
<アメリカ一般大衆の疑念の火に油を注いでいるのは、無責任な米国内の政治文化だ。
<ワシントンでは、新しい世界に対応する新しい考え方が、痛ましいほど欠落している。
<(中略)
<ブッシュやチェイニーやラムズフェルドや共和党議員たちは勇ましい大言壮語を繰り返し
<海外から嫌悪されることを誇りにさえ思っていた。
日本より先をいっているアメリカでさえこう書かれてしまう現状である。
この反動が、初の黒人大統領オバマを誕生させたと考えてほぼ良いように思う。
先日オバマ大統領のプラハで行った、世界特にイスラム社会に向けて、より踏み込んだ発言を行った演説は「これから」を期待させるもので勇気づけられた。
最後に蛇足。
ということで、サブプライムという大問題を引き起こした状況の中、タイムリーに読むに値する本だと思うが、2008年12月に出版されたばかりの本であるにもかかわらず、訳者あとがきが2004年11月となっている。
単なる誤植なのだと思いたいが、一気にシラケかねない。
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2階に上がってまずバーネット・ニューマンと対面し、その後しばらくポロックやフランク・ステラを鑑賞。
そして最後に、いよいよ「シーグラム壁画」を集めた新・『ロスコ・ルーム』が待ち受けている!
「シーグラム壁画」とは、NYのシーグラム本社に設けられたレストラン「フォー・シーズンズ」のために、作品制作の依頼を受けたことをきっかけにしたシリーズ。
今回はもともと川村にあった7点に、テート3点そしてワシントン・ナショナル・ギャラリー5点、の8点を加えた合計15点を同じ部屋に一気に陳列。
こうして同じ大きさのものがロスコの指定どおりの高さ、間隔で15点も並べられることは初めてのこと。
3カ所のそれぞれの絵がこべつに鑑賞するのとは明らかに違うインパクトで迫ってくる、
まずこの異様な量感に圧倒される。
じっとながめていると、どの絵もなにかしらの「ポータル」に見えてくるから不思議。
個人的意見だが、この色調になった理由は、レストランのやや暗めな照明と思う。
そんなレベルの明るさの中で、これらの絵画を見直してみたい衝動にかられた。
そして、この展示の音声ガイド(500円)。
この部屋の解説のために1曲だけ収録されているのが、モーツァルトの弦楽五重奏曲 K.593の第二楽章Adagioを丸々。
音声ガイドの説明のあと、ボタンを押すことで曲が立ち上がる。
ロスコが敬愛したモーツァルトを、10分以上に渡って新・『ロスコ・ルーム』で味わう恍惚の時間。
モーツァリアンとしては、痺れました!
エピローグは、最晩年の極端に走った、ブラック・フォーム・ペインティング。
黒と黒の微妙な違いを生で味わう。
そしてついにこれまで追求した際(キワ)の美学を捨て去った、遺作ブラック・オン・グレー。
ロスコの晩年をここまで捉えた展覧会は今後も難しいのでは?
ということで、ピンときた方は必見。
会期は6月7日(日)まで。
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ずっと工事中だった川村記念美術館が2月下旬に再オープン。
すると、「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展が再オープン記念で始まった。
先日アップしたように(2009-03-11)必見の展覧会。
なのだが、その場所が千葉市佐倉市の「南・西・端」
ゴルフがあった時でもと甘く考えていると、あっという間にあと2ヶ月が過ぎそう(汗)
ということで今日とにかく行ってきた。
今回の目玉は「シーグラム壁画」による新・『ロスコ・ルーム』。
だがそっちの話に入る前に今回の鑑賞の環境について書いておきたい。
1階のピカソやレンブラントを越える、長い廊下の先の左側にこれまでの『ロスコ・ルーム』があった。
今回そこは閉鎖されている。
そして、その右の階段を2階に上がると、視界に飛び込んでくるのが(写真 クリックすると大きくなります)
抽象美術は、他のジャンルの作品と混ざって展示されるとその価値を見いだしにくい。
絵へ取り組む姿勢が全然違うところからスタートしているからだ。
なにを隠そう、自分もロスコが妙に気になるまで10年や20年は経過している。
ある時、何かしらの「気づき」があって、突然気になりだすのがロスコなのだ。
そういう点で、今回のように階を隔てて、階段を上がると抽象系が始まるのは恐ろしくクレバーだとこの時点で痺れた。
(このオレンジの絵はロスコではなく、仲間のバーネット・ニューマンではあるが)
ここからは1階と全く違う領域だということが強烈に突き刺さる瞬間なのだ!
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第2ラウンドから決勝までの6試合を対象に、テレビ番組接触状況に関する調査が某社から先週発表された。
対象は3万人以上というから、なかなか力入ってる感じでウレシイ。
結果のポイントは、大きく次の2点のよう。
1.ワンセグケータイ保有者の3人に1人(男性20才~49才は4割強も接触、つまり半分弱)が、ワンセグでWBCの6試合中1試合以上に接触 。
平均接触試合数は、約3試合(つまり半分ですなあ)
2.決勝戦でいうと、
ワンセグした人のほとんどが、主に自宅外での接触で、おもしろいことに「会社や学校のデスクで」 が過半数(屋外じゃない)
すごいのは、ほとんど全部試合を観た人が15%、全体の3分の2、3分の1まで加えると80%に達すること。
おいおい仕事(勉強)しろよ!(笑)
データを自分なりに読み込んでみると、
まず調査でもあるように、全体とワンセグ保有者でみているが、まずこの比率をチェック。
3万以上のサンプル中、ワンセグ保有者の比率は50%を超えていた。
6試合の接触状況をみると、自宅視聴が平均約25%
ワンセグの平均は、約9%
一概に言えないが、世帯の視聴率の36%くらいの価値があるのだろうか?
先の保有数も考慮にいれると、テレビで40%取った場合、7%くらいの価値があるのかな?
何度でも書いてしまうのだが、前回のWBCと比べ、隔世の感が。
あの時はまだテスト放送中だったからだ!
4年後はどうなっているのかな~
蛇足:前回の決勝戦を観た場所はなんとデュズニーシー(笑)
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1月に来日したDavid Byrneの最新ツアー。
横浜公演がキャンセルになったことや都合がどうしてもつかなくて断念したが、その後新聞の批評でそうとう絶賛されていて、かなり悔しい思いをした。
そしたら去年11月7日に行われたPittsburgh公演の映像をたまたま入手(ラッキー)
Talking Heads時代の数々の代表曲は当然のこと、Brian EnoとのNEW ALBUMからの新曲数曲、そして昔のBrian Enoとの共作アルバムから再現不可能と思えた曲( Help Me Somebody )まで演奏していた。
セットリストは以下。
どうも日本公演とほとんど変わらないよう。
Strange Overtones David Byrne & Brian Eno(以下DB & BEとする) 最新アルバムよりオープン。
I Zimbra Talking Heads時代の名曲(以下THとする)
One Fine Day DB & BE 最新アルバムより
Help Me Somebody DB & BE1stアルバムより
Houses In Motion (TH) ここで最初のヤマがくる。理由後述。
My Big Nurse DB & BE 最新アルバムより
My Big Hands Fall Through The Cracks The Catherine Wheelより
Heaven (TH)
Never Thought なんと新曲!(というか未発表曲らしい)
Home DB & BE 最新アルバムより
Crosseyed & Painless (TH)
Life Is Long DB & BE 最新アルバムより
Once In A Lifetime (TH) ここでいったんクライマックスとなる。
ここからは大盛り上がり大会!
Life During Wartime (TH)
I Feel My Stuff DB & BE 最新アルバムより
アンコールに入り、こっからはTalking Heads時代の名曲4連発
Take Me To The River
The Great Curve
Air ソリッドかつシンプルなアレンジがなんかなつかしい。
Burning Down The House
そして最後はDB & BE 最新アルバムのタイトル曲で締める。
Everything That Happens Will Happen Today より
~END~
ダンサー6人(兼バックシンガー3人)がステージ上でダンス・パフォーマンスが新鮮。
Byrneが昔のようには縦横無尽に踊れる訳ではないが、その分を補ってあまりある。
特に、そのダンスが本格化し始める5曲め 「Houses In Motion」 での観客の盛り上がりはよく理解できる。
ここで一気に場の空気が変わることを感じ取ることができた。
日本ではどうだったのかなあ~
これを生で体験したかったなあ.....
ダンスだけでなく、音的にも進化していて、黒人部隊を投入した時代のやや固い曲調よりもオリジナルの感触に近い音の響きである上に、やわらかさしなやかさが加わっており、凄みがあった。
あとおかしかったのが、Life During Wartime。
歌詞にもともとこのライブの地名(Pittsburgh PA)がもともと入っており、そのフレーズが登場した瞬間のオーディエンスの盛り上がり。
こりゃここだけの展開だね(笑)
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思いつくままに、2009年4月のヨーロッパを中心とした各国好カードをご紹介いたします!
調べるだけでなかなか楽しいんですよ~コレ。
このアップの便利な使い方として、次はどんなfootballがあるのかなとふと思った時に、当ブログの「1日」をクリックするとずらっと出てきるので、そうやって使うのがオススメ。
(日程は当然変更の可能性あり。特にスペインの2週め以降!)
4/ 1(水)【ワールドカップ ヨーロッパ予選】
トルコ vs スペイン(グループ5)
イングランド vs ウクライナ(グループ6)
フランス vs リトアニア(グループ7) 他
4/ 3(金)【ドイツ】
ビーレフェルトvs シャルケ04
4/ 4(土)【イングランド】リーグ再開!
ニューキャッスル vs チェルシー
アーセナル vs マンチェスター・シティ 他
【ドイツ】
ヴォルフスブルク vs バイエルン 混戦のブンデスの2位3位対決! 長谷部出れるかな...
【スペイン】
バジャドリード vs バルセロナ 他
4/ 5(日)【イングランド】
マンチェスターU vs アストンビラ
【スペイン】
マラガ vs レアル・マドリッド 他
4/ 7(火)【AFCチャンピオンズリーグ】開幕第3戦
グループG
アームド・フォース vs 鹿島アントラーズ 蒸し暑い闘いを勝ち抜かないとキツいぞ鹿島!
グループE
名古屋グランパス vs ニューカッスル ホームでオーストラリア倒せ!
【UEFA チャンピオンズリーグ】(ベスト8 第1試合1st-leg)
マンチェスターU vs FCポルト
ビジャレアル vs アーセナル
4/ 8(水)【AFCチャンピオンズリーグ】開幕第3戦
グループF
ガンバ大阪 vs スリウィジャヤ ホームでインドネシア倒せ!
グループH
セントラル・コースト vs 川崎フロンターレ 時差はないぞ~ オーストラリアを倒せ!
【UEFA チャンピオンズリーグ】(ベスト8 第1試合1st-leg)
リバプール vs チェルシー どっちも決勝までいかねばな意地対決
バルセロナ vs バイエルン さすがにバイエルンもここで終了?!点取って引き分けると可能性も。
4/ 9(木)【UEFA カップ 】=来季から、UEFAヨーロッパ・リーグに名称変更 (ベスト8 1st leg)
シャタールドネツク vs マルセイユ
PSG vs ディナモ・キエフ
ブレーメン vs ウディネーゼ
ハンブルガーSV vs マンチェスター・シティ
4/10(金)【ドイツ】
シュツットガルト vs ハンブルガーSV 平日の試合なので。
4/11(土)【イタリア】
ラツィオ vs ローマ
ジュノア vs ユーベントス 2位4位対決
4/12(日)【イングランド】
アストンビラ vs エバートン
マンチェスター・シティ vs フルハム他
【スペイン】
ヌマンシア vs エスパニョール 降格有力候補同士の対決.... 他
4/14(火)【UEFA チャンピオンズリーグ】(ベスト8 第1試合2nd-leg)
FCポルト vs マンチェスターU
アーセナル vs ビジャレアル
4/15(水)【UEFA チャンピオンズリーグ】(ベスト8 第1試合2nd-leg)
チェルシー vs リバプール どっちも決勝までいかねばな意地対決
バイエルン vs バルセロナ ホームでどう闘うか、バイエルン
4/ 16(木)【UEFA カップ 】=来季から、UEFAヨーロッパ・リーグに名称変更 (ベスト8 2nd leg)
マルセイユ vs シャタールドネツク
ディナモ・キエフ vs PSG
ウディネーゼ vs ブレーメン
マンチェスター・シティ vs ハンブルガーSV
4/17(金)【ドイツ】
シャルケ04 vs コットブス 平日の試合なので。
4/18(土)【イングランド】FA Cup 準決勝 通常のリーグもあるが注目はこっちかな!
アーセナル vs チェルシー
【イタリア】
ユベントス vs インテル! トリノにて
4/19(日)【イングランド】FA Cup 準決勝 通常のリーグもあるが注目はこっちかな!
マンチェスターU vs エバートン
【フランス】
ボルドー vs リヨン 3位 vs 2位 対決!
4/ 21(火)【AFCチャンピオンズリーグ】開幕第4戦
グループF
スリウィジャヤ vs ガンバ大阪 アウェイの闘いを勝ち抜けガンバ!
グループH
川崎フロンターレ vs セントラル・コースト ホームでオーストラリアを倒せ!
【イングランド】
リバプール vs アーセナル!
4/ 22(水)【AFCチャンピオンズリーグ】開幕第4戦
グループE
ニューキャッスル vs 名古屋グランパス 時差はないぞ!オーストラリアを倒せ。
グループF
鹿島アントラーズ vs アームド・フォース ホームでシンガポール倒せ!
【イングランド】
チェルシー vs エバートン
マンチェスターU vs ポーツマス 他
【スペイン】
バルセロナ vs セビリア 他
4/24(金)【ドイツ】
ホッヘンハイム vs ヘルタ・ベルリン 躍進著しくちょっと前まで首位ホッヘン vs現在1位
4/25(土)【イングランド】
ウエストハム vs チェルシー
マンチェスターU vs トットナム 他
【フランス】
リヨン vs パリ・サンジェルマン 1位 vs 上位 対決!
4/26(日)【イングランド】
アーセナル vs ミドルスブラ
ブラックバーン vs ウィガン 他
【スペイン】
バレンシア vs バルセロナ 他
セビリア vs レアル・マドリッド 他
4/28(火)【UEFA チャンピオンズリーグ】(ベスト4 第1試合1st-leg)
チェルシー vs バルセロナ! あの名勝負がまたここに.....
4/29(水)【UEFA チャンピオンズリーグ】(ベスト4 第1試合1st--leg)
マンチェスターU vs アーセナル プレミア対決!
4/30(木)【UEFA カップ 】=来季から、UEFAヨーロッパ・リーグに名称変更 (ベスト4 1st leg)
ディナモ・キエフ vs シャタールドネツク ウクライナ対決!
ブレーメン vs ハンブルガーSV ドイツ対決!
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