-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

梅雨の中の植物

2013-07-04 16:36:01 | 自然

 畑沢は梅雨の中です。昨日は少し強い雨が降りました。梅雨の時は、梅雨にふさわしい植物の報告をします。

 

 上の植物は、エゾアジサイだそうです。元々、私はこの花の名前を知りませんでした。ただ、きれいだな、ガクアジサイに似ているなあ、程度の認識でした。少し前に、たまたまガクアジサイの原種がヤマアジサイだと知りました。とすると、畑沢にあるあの花もヤマアジサイだろうと、短絡的に判断していました。そこで、今回、ブログに投稿するに際して、確認のためガクアジサイのことを調べましたら、「ガクアジサイは太平洋側、日本海側にはエゾアジサイ」とのことでした。その形態的な違いは、難しいそうです。当然のこととして、私が2種の違いを区別できるわけがありませんので、無駄な努力はしないで、日本海側=エゾアジサイとしておきます。

 ところで、アジサイの仲間は他にも畑沢にあります。5月12日に背炙り古道にある「楯」を見に行ったときに、白いガクアジサイのような花が咲いていました。そちらはオオカメノキというものだそうです。

 

 下の写真の植物は、モウセンゴケです。自信がないのですが、昔からそのように覚えていました。食虫植物です。お玉の丸い形のところに、粘液が着いた突起が沢山付いています。虫が誤って体を触れると、べた付いて逃げられなくなるそうです。やがて植物に消化されるというのです。子供のころに、それを見たくて、モウセンゴケを持ち帰り、小さい虫を付けていたのですが、もう翌日には忘れてしまい、思い出したころはモウセンゴケそのものがカラカラに乾いていました。時間をかけて観察することなどは到底、無理です。好奇心は、次から次へと変わります。

 モウセンゴケは、湿地などでは珍しい植物ではありませんが、畑沢ではここだけでしか見たことがありません。この場所は、水が浸みだしている小さな崖の斜面です。これまでは、ある方が草刈りをしていましたので、日が当たりモウセンゴケには絶好の生息場所だったようですが、その方が2年ほど前に亡くなりましたので、去年からは私が草刈りをしています。絶滅させたくない植物の一つです。

コメント
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