これは三宅太一郎氏が平成9年に発行された「村落の歴史 そして三日町」から複写させていただきました。三宅氏は、常盤地区で唯一、歴史の書籍を発行されました。私もこのブログを投稿するにあたっては、度々、参考にさせていただいております。写真の常盤中学校は、昭和年代に撮影されたものと思います。中央に職員等の出入り口があり、向って右端には便所がちょこんと飛び出ています。中学生時代は、いろんな思い出がありますが、中でも昭和39年の新潟地震は特に覚えています。私が昼休み時間に、窓からグランドをぼんやりと眺めていた時に、ぐらぐらと学校全体が揺れ出しましたが、誰かがはしゃいで飛び跳ねて古い建物が揺れている程度に考えていました。ところが、グランドにはぞろぞろと皆さんが集まりだしたのを見て初めて「地震」と認識した次第です。グランドに避難した後も、随分と学校が揺れていました。それでも数人の先輩は校内にいて、窓辺で笑っている姿がありました。先生方は大分、怒鳴っていたようです。あの時の先輩には、しばしばお会いしますが、昔の雰囲気をそのままお持ちです。面白い方々です。
現在の中学校は、以前、常盤小学校があった場所に新しく建てられています。鶴子中学校がこの中学校に統合されましたが、常盤中学校も生徒数が激減している状況を見ると、将来は尾花沢中学校に統合される運命にあるのかもしれません。
尾花沢市内の学校統合が進んでいて、今年の4月には福原中部小学校と名木沢小学校が寺内小学校に、午房野小学校が尾花沢小学校に統合されます。