田植えをする時に、植える場所を示す線引きをする木の道具です。円筒形の直径は、1m足らずです。杉材で作られていて、見た目よりも軽くできています。今の田植えは機械で行われますので、この道具が使われなくなってから何十年の歳月が流れています。それでは捨てればいいのですが、大事に扱ってきたものですので、簡単に捨てる気にはなれません。そして、田植えには思い出が沢山詰まっています。田植えの時、私の家には何人かが手伝いに来てくれました。その時に、この道具は主に父の役割りでした。大人にとっては、問題なく軽々と扱える道具でも、子どもには大きすぎて扱えません。それでもいつかは、私が扱う時が来ると思っていました。私が大人になった時、この道具は不要になっていました。
この道具の名前をまだ書いていませんでした。正直、申上げると分からなのです。単なる「枠(わく)」だったような、そうでないような状態です。どなたか教えてください。