-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

もみ殻はどこへ?

2014-11-03 20:38:18 | 近況報告

 10月下旬のある日、下畑沢の「向かい」で、中型のトラックに「もみ殻」が入っている沢山の袋を積み込んでいました。昔、もみ殻は春先まで小屋の外などに保管されて、雪がなくなるころから、各家の近くで「もみ殻燻炭」を作り始めました。煙がのどかに立ち昇っている風景は、春の到来を感じさせるものでした。作られたもみ殻燻炭は苗代(稲の苗を作る場所)に厚く撒かれました。また、もみ殻を燃料として使う場合もあ、もみ殻専用の竈でご飯を炊く農家もありました。もみ殻は農家にはなくてはならない物でした。しかし、今は苗を自分で育てずに、農協などで育てられた苗を使います。ご飯はガスか電気で炊きます。当然、もみ殻は不要になりました。

 それでは、もみ殻を今度は何に使うのでしょう。このトラックの人達に聞いてみました。この方たちは、尾花沢市内で牛を飼育しているということでした。もみ殻を牛舎の床に敷くのだそうです。二万袋もの「もみ殻」が必要らしくて、とても畑沢だけで足りません。市内全部でも足りません。宮城県まで出かけるそうです。

コメント
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