先週は、台風が来るかな来ないかな心配して畑沢への向かうのを止めていました。ようやく、台風11号が日本海へ抜けて温帯低気圧に変身し、さらに何やら得体の知れないものになりましたので、二週間ぶりに畑沢へ向かいました。
背炙り峠への登り口で、畑沢出身で中沢へ嫁がれたお宅の御主人へ挨拶がてら立ち話をしました。その方は二週間前に胡瓜の苗を植えていましたので、その後、猿の被害から大丈夫だったかとお聞きしたところ、「胡瓜は2本の苗のうち、1本を抜かれてしまった。それよりもササゲは実が大きくなる前に、猿が来て食べられてしまった」とのことでした。にっくき猿です。そう言えば、私はしばらく猿に会っていません。猿から見れば、私に会っても何の得にもならないと言うことでしよう。スビタレは猿にも見放されています。
峠路に入ると、上天気で絶好の景色が見えます。遠くに葉山が青空にくっきりと浮かび上がっていました。結構、高い山ですが、さすがに初夏になると残雪も消えていました。手前に見える三角形の水面は、高来沢堤です。
峠を降りて、実家に着くと季節外れの紫陽花が咲いていました。変色している花が多いのですが、私のように遅咲きもあります。実家は県道に面していますので、道路を通る車がよく見えます。近年、多く通るのは畑沢とは関係ない方々です。写真のオートバイも畑沢の人ではありません。趣味で乗っているライダーです。今日もこのライダーが多く通りました。かっこいい自転車とかっこいいスタイルのサイクリングの10人程度の集団もいました。私の若い時のように格好いいです。と言うのは全くの嘘です。私は昔からそのような姿とは正反対に生きてきました。へそ曲がりなのです。人が右と言えば左と言うし、格好良くするどころか、ほぼわざと野暮ったい恰好をします。「世の中、これでいいのだー」と手が付けられません。
畑沢を通って峠を抜ける四輪車も、普通の車ではありません。外車は当たり前、国産車でも高級車です。ナンバーを見ると、遠くから来たのが分かります。今日は、名古屋、金沢、宇都宮、春日部、さいたま、栃木、仙台、福島のナンバーが見えました。山形ナンバーは珍しいのです。何方も銀山温泉にいらしたようです。また、自分を振り返ります。私の愛車は、13年以上も乗っている国産の小型車、どんな泥んこ道に入っても決してビビらない汚さです。逞しさだけが誇りです。
今日の作業は、二週間前に草刈りした後片付けでした。枯れた草を集めて燃やしました。池が富栄養化しないように、あえて燃やしました。燃やし方も上手になりました。火災にならないように、煙が出にくいように工夫します。
池からトノサマガエルが見物です。しかし、この蛙は単なる見物ではないかもしれません。トノサマガエルは貪欲でしかも縄張り意識が高いのです。この後、他の蛙とにらめっこをして、相手をビビらせて退散させました。やるな!
作業を終えて、風景を楽しみました。畑沢のビューポイントであるスーパー農道から南側をパチリ。遠くに見えるのが、背中炙り峠がある山並みです。右側の建物は、畑沢地区生涯学習推進センターです。
畑沢地区生涯学習推進センター(長い名前です。)もきれいに草刈りされていましたので、御披露します。
空をピービー言いながら飛んでいる隼らしき鳥がいました。幼鳥が親鳥にまつわりついていました。そろそろ、子離れの時期かと思うのですが。
さらに足を伸ばして、熊野神社(おぐまんさま)へ行き、境内から大平山方向をパチリ。手前の植物はユキツバキです。
これだけ遊ぶと、時間もかかります。夕方になってしまいました。再び峠を越えて家路を急いだのですが、林崎で車を停めてしまいました。夕日に染まる雲がきれいだったのです。台風が崩れて空気の流れがごちゃごちゃとなり、異なる高度ごとに異なる雲を作りました。様々な雲がごちゃごちゃです。いいなあ、このごちゃごちゃ感。