-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

良かった。ありました。

2014-11-12 19:58:00 | 自然

 前に何度も蘭などの植物が畑沢からなくなってしまったことを愚痴っていました。その中には「シュンラン(春蘭)」も含まれています。山に入ればいたるところに生えていた春蘭が、ある時期を境に殆ど見られなくなりました。野生蘭ブームが起こり、儲けを求めて業者が多数、山から「盗掘」していきました。彼らの考えでは、「他人所有の山であっても誰でも持ち去ることができる」ものなのです。村の人口が減り、山への監視もしなくなりました。誰からも文句を言われずに、業者は取り放題でした。その挙句、「山にあるべき花がない」ことになりました。

 ところが、一月ほど前に、とある場所で沢山の春蘭を見ました。盗掘する業者の目を逃れたのです。なくなったと思っていた春蘭が無事でしたので、私は喜びました。これからも、どうか盗掘する業者に見つからないことを祈っています。

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秋なのにハハコグサの花が咲いていました

2014-11-12 19:44:25 | 自然

 春ごろにもハハコグサについての記事を投稿しました。その時も花が咲いていた気がするのですが、10月下旬の田んぼにハハコグサがありました。この時も花らしきものがありました。春に咲いて、秋にも咲いて、もしかしたら夏も咲いているのでしょうか。しかし、夏には確認していません。もしそうならば、年がら年中、咲いていることになります。忙しいと言うか、メリハリがないと言うのか、それとも〇〇と言うのでしょうか。まるで、スビタレでも頭の中だけは年がら年中、花が咲いているおめでたい私のようです。

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懐かしき尾花沢市立常盤小学校と中学校の旧校舎跡地

2014-11-11 17:47:46 | 近況報告

 ずっとずっと昔、まだ第一回目の東京オリンピックが開催されるとお祭り騒ぎをしていたころ、尾花沢市立常盤小学校と中学校は校舎がつながって建てられていて、グランドは共同で使用していました。子どもたちの数も小中合わせると、800人ぐらいあったでしょうか。今ならば、大規模な学校と言えたでしょう。その後、小学校は約1㎞北西に移転しました。中学校は小学校が使っていた敷地の上に建て替えられました。それでは、元々の校舎の跡はどうなっているのでしょうか。

 その前に古い中学校舎の写真を御覧ください。

 

 さて、先ずは中学校の正門跡です。階段は長年の間に土が覆いかぶさってきて、あたかも城の遺跡のようになっています。実に月日の流れを感じさせる光景です。中学生の時には、掃除当番でこの階段をほうきで掃いていました。

 このような姿を見ると、土を取り除いて「発掘」作業でもしたくなる衝動が起きかかりますが、実際にやってしまったら「変なおっさん」になるでしょう。それでなくても十分に変人です。

 

 中学生用の自転車置き場です。昔と同じ場所ですが、昔の敷地に盛り土をして地盤が高くなっています。撮影をした日は平日でしたが、自転車の数が実に少なくて10台にもなりません。寂しい数ですが、これが常盤中学校の現実です。

 元常盤小学校の職員玄関へ登る坂道でした。児童たちは正面玄関へ階段で登りましたが、教員などはこの坂道を登りました。教員の中には自動車で通勤する方もいましたが、なにせまだ自家用車は贅沢品ですから、やっと360ccの軽自動車が購入できたようです。当時の軽自動車は力が弱くて、この坂をひいひい言いながら登っていました。私も押してあげたような気がします。今はこの坂道には上の方に盛り土がされていますのて゛自動車は登れなくなっています。

 

 

 小学校の児童が登った階段はそのままに残されています。畑沢から4㎞の道のりを歩いてきた後に、最後の登りがありました。当時のスビタレには途方もなく高い階段に見えました。しかし、数えてみると40段ぐらいしかありません。階段の両側には何のためかは分かりませんが、側溝の様な溝があります。下校の際には、この溝を滑り台のように滑ろうとしましたが、滑り台にはなりません。階段の途中には、二つの犬走りが設けられています。

 

 この小学校の階段も、近づいてみますと、やはり長年の月日が流れたことが分かります。沢山のひびが入り、ぼろぼろと崩れた箇所があります。

  折角、この場所から新しい場所に移転した常盤小学校も、少子化の影響で学校統合になります。常盤地区の子ども達は、間もなく尾花沢小学校へ通うことになります。常盤中学校も少し遅れて、同じように尾花沢中学校へ統合されます。

 

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千鳥川ウォッチング(6)

2014-11-09 17:45:25 | 自然

 千鳥川の岸は、殆どがブロックで固められました。ブロックは間地(まち)ブロックが基本です。左右両岸ともブロックの所が多く、川底から岸の上までは2m以上もありますので、一旦、川の中に入ると大人でも這い上がることは困難です。今や、川に近づくべきでなくなったのです。川で遊んでいた子供たちがいる訳がありません。学校の先生たちが「川は危険だから近づいてはいけません」と言うのは、至極もっともなことです。この写真の場所には、カジカやアブラハヤが沢山いました。「箱めがね」で水の中を覗き、「ヤス」で魚を突いていました。

 河川工事で川底がずっと深くなると、川の水を水田に揚げることが困難になります。そこで、このように自分たちでダムを作らざるをえません。

よく見ると、色々と工夫がなされています。丸太と大きな石でうまく川底を持ち上げています。そのお蔭で、その上流では水田への給水が可能となりました。

 

 ブロックは間地ブロックだけでありません。たった一か所ですが、見たことがないブロックが使われている所もありました。

 建設材料屋さんの広告紙に出てくる「植栽できるブロック」や「魚が棲みつくブロック」とかいうものと似ているような気がしますが、しかし、こんなところに、こんな風に使っても、何の役に立つのだろうと悩んでしまいました。

 

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来春が楽しみ

2014-11-07 18:50:17 | 自然

 10月下旬、山の中でショウジョウバカマに御対面。この植物は葉を見ただけで分かるようになりました。とても一年前の私からは想像もできないことです。今年の春には、ショウジョウバカマの花が終わった状態を見て、「なんじゃこれは」と驚いたこともありましたが、あれから成長して今の私なら直ぐに分かるはずです。ん!、言い過ぎました。取り消します。それにしても、ひとえにgooブログのお蔭で少しはましになりました。根っからの勉強嫌いでも、いざ投稿するには多少なりとも勉強は欠かせません。実はしばしば「欠かして」いたのですが、少しは努力をしました。

 さて、この状態、「今年は終わった」を意味しています。真ん中の「ぼんぼこ」は、来春に花を咲かせる蕾です。ショウジョウバカマは、雪が融けると真っ先に花を拡げます。雪が少し葉の上に残っていても咲かせます。とにかく、早く咲くことにこだわっています。それだけに、まだ秋なのにこれほどしっかりした蕾を準備しているのでしょう。まだ、冬が来ないのですが、もう春が待ち遠しいです。


 ところで、解説します。「ぼんぼこ」とは、畑沢語で丸くこぶ状になっているものを意味しています。

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