先日どさくさにまぎれて告知させていただいたサロンコンサートですが、昨日無事終了いたしました。
小さい空間なので、積極的にお知らせもせず、友人知人でお時間がある方だけで・・・・と思っておりましたが、私の演奏をいつも聴いてくださる方、初めての方、隣県からお越しくださった方、お初の方、あと「いつまで聴けるかわからないから」と寄った息子(笑)、などなど、演奏前にチラッと見やったらそれなりの満席感で、思わず腰がひけました(汗)。
これが150席のスタジオとかだと、ものすごくさびしい光景なんですが、狭いところだといっぱいな感じ(笑)。でも、そもそも、マイクなしで声が通るところで、相手の顔を見ながらしゃべる内容に反映していこう、と思ってましたので、理想的な状態でした。
前日にヤマハの友人に、仕切りをお願いしてましたら、プロフィール紹介のあと、「仮装さんに関する3つの誤解を解きます」ということで、<音大出ではない><独身ではない><現代曲だけ弾くひとではない>となかなかナイスな導入をかましてくれまして、だいぶ緊張がほぐれました。・・ありがたい(涙)。
ずっと聴いてくださってる方は、2年前にも私がこういうフランスの小品系を弾いたのを覚えておられると思うのですが、そうでない方は、「現代曲だけ」「ベートーヴェンだけ」「編曲ものだけ?」と思ってらっしゃるかたもあるので、そもそも「なぜにこのような企画を??」というあたりを最初にきいてもらえてよかったと思ってます。
なぜ企画したかといわれると、簡単にいうと「自分の勉強のため」なんですが、フランスものというとドビュッシー、ラヴェルの楽曲が圧倒的に演奏機会が多く、でもそれらは相当な難易度であり、しかも名演満載ということで、ちょっと手を出しづらい。で、今回の場合は、動画サイトの「フランスの小品集」みたいな、作業用BGM的なものを聴いていて、気になる曲をピックアップし、その中から、3~4曲と、あと過去に弾いたことのあるものを組み合わせてプログラムを組んでみました。
基本的には、週末の昼下がり、お買いものついでにでも寄っていただき、小一時間ほどゆるいひとときをお過ごしいただければ・・という感じですが、せっかくなので、各作曲家の生まれた年代、過ごした場所(地図持参)、あとちょっとしたエピソード的なしゃべりも込み。
連弾は、昨年7月の演奏会でも共演させていただいた方にお願いし、彼女がほんとによくいろいろ調べたり勉強されたりされるかたで、演奏も一生懸命一緒に掘り下げてくださるので、最後の最後まで発見やら修正やらがあり、これもまた勉強になりました。
チラシ、司会、調律、会場のセッティング(調音パネル入れてくれてありがとう)、写真、あと無言有言の励まし・・・・この程度の小さい会でもほんといろいろな方のお世話になりました。
そして、毎度毎度さまざまな曲をレッスンに持ち込んでも、ちゃんとみてくださる師匠に感謝!
<サロンコンサート ~フランスの小品とドビュッシー小組曲>
日時: 2014年5月10日(土)15時~16時
会場: ヤマハ広島店3階サロン
入場料:無料(30名程度)
プログラム
・セヴラック: 休暇の日々から 第1集より
「公園でのロンド」「古いオルゴールの聴こえるとき」
・フォーレ : 無言歌 第1番 Op.17-1
・フォーレ : エレジー(演奏者編曲)
・ラヴェル : 亡き王女のためのパヴァーヌ
・プーランク : ジェルヴェーズによるフランセーズ
・プーランク : エディットピアフをたたえて
・ドビュッシー : 小組曲 (連弾)
1.小舟にて 2.行列 3.メヌエット 4.バレエ
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ご来場くださったうえ、たくさんのプレゼントをいただきありがとうございます。
受付を置いてなかったので、今となってはどなたからいただいのかわからないものも多く、おひとりずつお礼を申し上げられなくてすみません。
実は、昨日は40代最後の日で、本日50代に突入いたしました。いい日を過ごせて幸せです。