暇にまかせて読書にWOWOW三昧だった1月が終わり、
2月に入ったとたんに、毎日いろんなことが起こり、「え?まだたった4日しか経ってないの?」という感じです。
ちなみに今日は3年前に父が亡くなった日でもあり、私にとってなぜか2月というのは、「気が乱れる」ような月です。
「世間ではインフルエンザが大流行」と思っていたら、うちももしかしたらもしか、かもしれず。・・・・私は今のところ大丈夫ではありますが。
という本日、以前から「これは外せない」と思っていたコンサートがあり、なんとかして行ってまいりました。
文化庁委託事業の「新進演奏家育成プロジェクト オーケストラ・シリーズ」で、
オーディションに合格された4人の方がソリストとして、広島交響楽団と共演。
いずれの方も「え?新人?」と思うくらい、すでに「演奏家」のたたずまいで、大変聴きごたえがありました。
管楽器については私はよくわからないのですが、オーボエ、ファゴットと、ふだんソロ演奏を聴く機会の少ない楽器の演奏を聴き、
曲のおもしろさ、良さもさることながら、ひと肌の音色とでもいいましょうか、木管楽器の包容力と暖か味がなんとも言えず、素敵な時間をいただきました。
ピアノのおふたりは、個人的にも存じ上げている方で、大変楽しみにしておりました。
それぞれの方の2台、ソロはすでに聴かせていただいたことがあるのですが、コンチェルトを聴く機会は、なかなかないかもしれない・・・・と思うと、これはもう絶対にはずせません(笑)。
シューマンのピアノコンチェルトの小蔦さん、「愛、調和、誠実」という言葉が浮かんでくるような丁寧な演奏で、
第一楽章の変イ長調に転調するあたり、第三楽章の480小節前後のソロ、はっとするような音色。
オケとの掛け合い、溶け合いも聴きやすく、ピアノ低音域が低弦に消されず、浮き上がらず、一緒になって全体を支えていたのにほれぼれいたしました。
プロコフィエフの松元さん、2番は私も大変好きな曲なのですが、幻想的な部分、怒涛のように迫る部分、どちらも魅力的。
とくに、第一楽章のオニのようなカデンツァを強靭な意志とパワーで弾き切られ、感動しました。ほっそりしたおとなしい雰囲気の方なのですけれども、集中を切らさず、よってこちらも惹きつけられたままで、終楽章最後まで、大きな音楽で一気にもっていかれた感じでした。
数年前、あるところで、ラフマニノフの3番コンチェルトを練習しておられて、キレの良さとダイナミックな音楽にびっくりし、「ぜひコンチェルトを聴きたい」と思っていたのですが、やっと願いが叶いました。ご本人もコンチェルトがお好きとたしかおっしゃっていたように記憶しておりますので、今後もコンチェルトの機会があれば駆けつけたい、と思っております。
コンチェルトを聴くと、ソリストの印象だけが残ってしまうことが私はよくあるのですけれど、今日は4曲とも、オーケストラの方もよく見え、よく聴こえ、全体の響きが耳に残っております。大変満足度の高い、「行ってよかった」コンサートで、今後ともみなさんを応援していきたいと思っております。