夏から少しずつ準備を進めてきた企画が今日本番を終えました。
今年の夏、ある先生より「アマチュアの演奏会をやっては?」というご提案をいただき、楽器店さんと私で相談。
友人たちに声をかけ、8月にランチ会を兼ねて第1回ミーティング、11月18日に第1回リハ、12月9日に第2回リハを経ての本日です。
全部で5人なのですが、3人は同じ門下、あとの2人はそれぞれの先生についている、という異門下交流。
私以外の4人との付き合いは、12年から4年と様々ですが、なにかにつけランチをしたり練習会や弾き合い会をしたりと仲良くさせていただいています。
みなコンペやステップに出たりと熱心ですけれども、大人になってから本気になったという点で共通するものがあり、ゆるく、長く、和やかに親交を深めております。
さて、今回は5人のうち4人が主婦ということで、平日の昼下がりという「お暇ならいらして」の時間に設定。
「~ピアノ愛好家の 愛好家による 愛好家のための~ サロンコンサート」 2016年12月12日(月)14:00~15:30
プログラムは
1.ベートーヴェン:ピアノソナタ第25番 ト長調 Op.79
2.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻第20番イ短調 BWV889
ショパン:プレリュード嬰ハ短調Op.45
3.メトネル:エレジー Op.11-2
4.グラナドス:演奏会用アレグロ
5.ドビュッシー:「小組曲」より <小舟にて> <メヌエット> (連弾)
6.リスト:ペトラルカのソネット 第104番
ショパン:ノクターン 第16番 変ホ長調 Op.55-2
ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23
夏、プログラム会議をしたときに、なかなか濃い曲が多かったので、私、ベートーヴェンの25番(通称かっこう)を弾かせていただくことに。それと、せっかく人間がたくさんいるので、連弾を。
私としては、なかなかさわやかな路線でしたので(笑)、過去一回くらいしか着たことのないピンクっぽいドレスを。ええ、ピンクのかっこうです。
みんななかなか大曲だし、最後のFさんなんか3曲、それもそれぞれに難しいところのある違うタイプの曲を、立派に弾いていて、
メンバーのこれまでのいろいろな苦労や苦悩やらも、垣間見てきているものとしては、感無量でした。
お客様は30名くらいだったかな、と思いますけども、先生方が何人か来られていて、私緊張半端なく・・・
でも、しゃべるのは全然平気なのでMCは自由にやらせていただきました。・・・・弾かないでただしゃべる人をやりたい(泣)。
さて、プログラムは楽器店さんと相談して、以下のような質問事項への回答を掲載。(曲解説は事前にメンバーから提出してもらったものを元に、私がMCで)
1.あなたは(職業)・・・・?
2.ピアノはいつから弾いていらっしゃいますか? ブランクがあれば再度始められたきっかけなど教えてください。
3.現在ピアノのご指導は受けていらっしゃいますか?
4.毎日お忙しくされていると思いますが、どのように練習時間を確保されていますか?
5.本日の曲目をお選びになった理由、きっかけを教えてください(思い出、思い入れなど)。
6.好きな作曲家はいますか?理由も加えて教えてください。
7.クラシック以外に好きな音楽ジャンルはありますか?
8.今後の目標をお聞かせください。
9.ずばり、あなたにとってピアノとは?
これによると、子供が小さいころ音楽教室に入った等で音楽に接し始めた時期に、母親のほうが辛抱たまらず再開しているケースが多いようです。
質問は楽器店担当さんが作ってくださったのですが、これに回答しながらいろいろ思うことも多く、大変よい機会をいただいたと感じております。
このコンサートはシリーズ化の予定で、これからもたくさんの方に参加していただきつつ、私もずっと関わっていきたいと思っております。
学歴・音楽歴問わず、年齢問わず、門下問わず・・・
最後にFさんが「ピアノは私の命の恩人です・・・」と、こみ上げるものに言葉を詰まらせつつも、熱く静かに胸のうちを語ってくれたのが、ほんとに今日の会のすべてであったと思います。・・・・・ありがとう。
今日の会を開催するにあたり、多大なご協力をいただきました、主催の楽器店さん、調律師さん、先生方、そしてご来場くださった方がたに、厚く御礼申し上げます。