明治維新の6年前に津和野で生まれた森鴎外
富国強兵・文明開化と目まぐるしい時代を生き抜いた軍医であり作家でした。
教科書に載っていた文学史には「舞姫」「高瀬舟」が代表作でしたね。
特に高瀬舟では安楽死・尊厳死をテーマに今も語られる内容でよく覚えています。
貧しい兄弟で、病気で苦しみ自殺に失敗し苦しんでいる弟を兄が殺すと言う内容でした。
その島流しで護送される船の中での船頭(同心)と兄の会話が対照的で印象に残りました。
安定した職業の同心と島流しで200文をいただいた兄の境遇があまりにも違いすぎますが
「足るを知る」 (足るを知る者は富む)という老子の言葉が
本当の幸せは何なのか?を考えさせられる作品でした。
当時の道徳観念と医学を学んだ森鴎外の死への観念の違いを指摘した「高瀬舟」でした。
「時代が人を創り、人が時代の思想を創る」
そんなメッセージを残した森鴎外記念館でした。
これにて津和野旅行記終了いたします
津和野のこれも貴重なお話で、
森鴎外の生まれたところだと聞くと、
いろいろと調べたくなったりします。
絵を見せていただきながら勉強します。
それを思い出すだけで、全く知識が無いです。
舞姫 は、聞いた事有ります。。。
恥ずかしい限り。。。(泣)
興味深い内容ですね。
まるさん
せいパパさん
ありがとうございます。
高瀬舟は3回以上読んだ本です。
兄喜助と同心庄兵衛の船上での会話が
考えさせられます。
足るを知る、いい言葉です。
高校の時に初めて読んだのですが、
40歳くらいになって読み返してみると
印象が随分と変わりました。
本って読む時の年齢で
印象が大きく変わりますね。
夏目漱石はかなり読んでいるのに
なんででしょう(^0^;)
小学生のころから、流行小説を読んでいた
おませな子供でした。
相変わらず精力的に動いてますね。
山は安全ですしね (笑)
本も映画も触れる年齢で違いますし
回数でも変わります。
今は同じものを何度も観るようになりました。記憶力の低下です。
「智に働けば角が立つ。
情に掉させば流される
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。 」
ボールペンのコマーシャルでした?(笑)
見せていただき、とてもsiawase気分です。
ありがとうございました。
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