リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

期待していなかったシステムバス

2006-06-27 22:40:47 | Weblog
リフォームと決めたが、業者はまだ決まっていなかった。
どのようにして業者を決めたかは、いずれ書く。

今は、先週の土曜日には使えるようになった、システムバスのことについて。

実はシステムバスにはほとんど期待していなかった。
なぜなら、我が家の0.75坪のスペースではどこのショールームのシステムバスを見ても、古いタイル張りの風呂より狭くて、安っぽく見えたからである。
ちょっと満足するようなシステムバスだと、一坪は必要だった。

しかし、一坪では我が家の場合、道路側に0.25坪張り出さなくてはならない。
これは、美観を損ねるし、家の回りを通れなくなるので、考えられなかった。

特に、バスタブの長さはリフォームする前より小さくなるように思えた。
また、システムバスの壁は、それまでのタイルの壁に比べ、なんだかホテルのバスルームのようで(高級なホテルには泊まったことがないので分からない)、どう見ても安っぽく見えてしかたがなかった。

リフォームするのに、前よりグレードダウンするのでは意味がない。

仕方なく、業者に紹介してもらった中で、最もバスタブの長さがとれるA社のシステムバスにした。

このシステムバスの良いところは、壁側にバスタブが食い込むようになっているので、その分バスタブの長さがとれることだった。

実際、ショールームのバスタブに入ってみて(もちろん洋服は着たまま)、これならバスタブに関しては満足できそうだと思った。

しかし、「周囲の壁や床は今までのタイルの方がずっと高級じゃないか」と思っていた。

キッチンは一応満足できるものにしたから、風呂は「まあいいか」というところであった。
床の色や、壁の色はバスタブの色にあわせて適当に決めた。

100点満点で言えば、50点でいいやと思っていた。

16日の金曜日に出来上がる予定だったのが、浴室暖房・乾燥機の電気工事が一部残っていたため、出来上がったのは翌土曜日。

しかし、出来てみてびっくり。期待値は50点だったのが、実現値は99点だった。

妻からは、「すごくいい色ね、落ち着いていて上品だわ」とほめられた。
「天井も高くて広々しているわね」と満足げであった。

まったく期待していなかったので、予想外だった。

実際、入ってみて良かったのは、
浴槽を薄いブラウンにして、それにあわせて正面をそれより薄い色のブラウン、床を濃いブラウン、側面は白にして全体を落ち着いた基調にしたことが良かった。

バスタブに入っていて、すごく落ち着く。

足が、リフォーム前より長く伸ばせる。

もう一つ良かったのは、リフォーム前のコントローラーにはデジタル時計がついていたが、それがなくなったことだ。
時間を気にしないで、風呂に入れるというのは、こんなにもリラックスするものなのか。

シャワーと蛇口の水量も比較にならない。
短時間で水をくむことが出来るし、シャワーをかけることができる。

でも、座椅子はリフォーム前のもの。
高さが低いので、腰をかがめないと体を洗えない。
なかなか起きあがれない。
水をくむのも一苦労。

リフォーム前の座椅子を一日使って理由が分かった。
年をとると座椅子が低いのは、体に負担がかかるのだ。

翌日、座面の高さ31cmの座椅子を買ってきて座ってみると水をくむのも、体を洗うのも楽々出来る。
それで、水くみ台がこれほど高くなっているのだ!

以前から不思議だったのが、スーパー銭湯などの座椅子の高いことであった。
なぜ、こんなにたかいのだろうと?
そう、年寄りに優しくしてあるのだ。

ただ、良いことばかりではない。それは、明日書く。










妻の一言で決めたリフォーム

2006-06-27 20:04:38 | Weblog
話が少しさかのぼる。
今日は始めに、どうしてリフォームすることに決めたか、話す。

我が家は築30年にもなろうとしている木造一戸建て。
ローカル線の駅からは15分以上もかかる。

私は、できれば建て替えか駅近の新築を希望していた。

だから、日曜日になると一人で駅近の一戸建てを見て歩いた。

中年だけれど、まだ退職までは何年かある。
その間、通勤を考えると理想は駅まで5分である。

しかし、何かぴんとこない。
どれもこぎれいなのだけれど、今住んでいる家に比べて一回り狭い。
まるで、京間から江戸間に移ったような感じである。

壁はクロスが多く、我が家の木製合板の壁のように簡単に拭き掃除とはいかない。

それでも、私は新築にこだわっていた。

30年近く住んだ家のキッチンは、油汚れでどこもべとべと。
キッチンの窓も油で黒ずんでいる。

風呂場はタイル張り。
一部はかけて、充填材で補修している。
掃除をすればまだきれいに使えるが、冬は寒くてしようがない。
おまけに、夏になるとトラップのない排水管からはくさい臭いが漂ってくる。

この際、売ってでも駅近の新築にしたいと考えていた。

時々私と一緒に見ていた妻も、ある駅近新築はとても気に入っていた。
駅から何と3分。
こんな好条件はないと思った。
値段を200万くらい値切ってみたら、OKという返事だった。
よし、買おう。

あと一歩だった。

その時、妻が言った。
「でも、この家には3人の子どもたちを育てた思い出がいっぱい詰まっている」

これには、私も勝てなかった。

この一言で、リフォームすることに決まった。