イタリアから帰国して、最初に迎えてくれたのは蝉の鳴き声だった。
まだ、8月の前半。
その時は、アブラゼミの鳴き声が降ってくるようだった。
イタリアでは、移動中はもちろんのこと観光地でもほとんど美術館など屋内にいる時間が長かった。
ポンペイ、コロッセオ、カプリなど限られたところでしか自然にふれなかった。
(ホテルは窓が全開しない。防犯上当然だ)
だが、そうしたところでも蝉の鳴き声には気づかなかった。
帰国して気づいた驚き。
それは、日頃はまったく意識していなかったこうした自然の中で暮らしていると言うことだった。
特に、自然の「音」。
今、ブログを書きながら、庭ではコオロギが鳴いている。
昨日は、風呂場を掃除していたらバッタの「赤ちゃん」が、風呂場に迷い込んできた。
そっと、扉を開けたらどこかへ行ってしまった。
今日は、朝から蒸し暑かった。
天気予報では曇り。
しかし、実際は晴れで温度が午前中からどんどん上がった。
暑くなったら、プールで過ごすのが一番。
ふとプールの窓から外を見ると雲はまだ夏。
積乱雲がどんどんわき上がっている。
じっと見ていると、ほんの一瞬で次から次へと形を変えていく。
鳥の「オウム」
聖火ランナー
イルカ(これは、雲間の青い部分に一瞬)
そして、巨大なかわいい「こどもの鬼」
・・・
きっと古代ローマ人は、この雲の芸術を永遠に残そうと考えたに違いない。
知人は、
「イタリアへ行ったら雲がみな彫刻に見える」
と言った。
でも、たぶん現実は逆。
美しい自然の芸術「わき雲」を見ていたら、次から次へと「彫刻」が見えてきた。
その姿を「彫刻」という永遠の形で残そうと考えたに違いない。
久しぶりのプール。
暑い夏の日の過ごし方としては、最高。
帰宅して、遅い昼食をとった。
しかし、厳しい暑さはまだ続いている。
昔、田舎ですごした夏の一日を思い出し、2階の和室で昼寝をすることにした。
外からは、
「オーシンツクツク、オーシンツクツク、・・・」
とつくつくとほうしの鳴き声が秋の訪れを告げている。
窓につるした、風鈴が網戸の外からの風に、
「チリーン、チリーン」
と涼しげな音を立てている。
風は、私のところまではこないので、扇風機が首を振っている。
そのうち、いつの間にか寝入ってしまった。
身体は自然と一体となっていた。
昨年、屋根をリフォームしなかったら、たぶん2階で「昼寝」しようなんて発想は思いも浮かばなかっただろう。
屋根を重いセメント瓦から、軽い陶器瓦にした。
そうしたら、驚いたことにあれほど西日を受けて暑かった2階が昼寝したくなるほど涼しくなったのだ。
たぶん、ピカピカの陶器瓦が赤外線をよく反射するようになったためと思われる。
ちなみに、風鈴は100円ショップで買った最後の1つ。
それも、展示品で少し「短冊」のところが折れ曲がっていたがノープロブレム。
私たちの祖先はほんとうに素晴らしい。
「音」に対する芸術的とさえ言える鋭い感覚。
涼しげな「音」で、最高の快適さを私たちにもたらしてくれる。
まだ、8月の前半。
その時は、アブラゼミの鳴き声が降ってくるようだった。
イタリアでは、移動中はもちろんのこと観光地でもほとんど美術館など屋内にいる時間が長かった。
ポンペイ、コロッセオ、カプリなど限られたところでしか自然にふれなかった。
(ホテルは窓が全開しない。防犯上当然だ)
だが、そうしたところでも蝉の鳴き声には気づかなかった。
帰国して気づいた驚き。
それは、日頃はまったく意識していなかったこうした自然の中で暮らしていると言うことだった。
特に、自然の「音」。
今、ブログを書きながら、庭ではコオロギが鳴いている。
昨日は、風呂場を掃除していたらバッタの「赤ちゃん」が、風呂場に迷い込んできた。
そっと、扉を開けたらどこかへ行ってしまった。
今日は、朝から蒸し暑かった。
天気予報では曇り。
しかし、実際は晴れで温度が午前中からどんどん上がった。
暑くなったら、プールで過ごすのが一番。
ふとプールの窓から外を見ると雲はまだ夏。
積乱雲がどんどんわき上がっている。
じっと見ていると、ほんの一瞬で次から次へと形を変えていく。
鳥の「オウム」
聖火ランナー
イルカ(これは、雲間の青い部分に一瞬)
そして、巨大なかわいい「こどもの鬼」
・・・
きっと古代ローマ人は、この雲の芸術を永遠に残そうと考えたに違いない。
知人は、
「イタリアへ行ったら雲がみな彫刻に見える」
と言った。
でも、たぶん現実は逆。
美しい自然の芸術「わき雲」を見ていたら、次から次へと「彫刻」が見えてきた。
その姿を「彫刻」という永遠の形で残そうと考えたに違いない。
久しぶりのプール。
暑い夏の日の過ごし方としては、最高。
帰宅して、遅い昼食をとった。
しかし、厳しい暑さはまだ続いている。
昔、田舎ですごした夏の一日を思い出し、2階の和室で昼寝をすることにした。
外からは、
「オーシンツクツク、オーシンツクツク、・・・」
とつくつくとほうしの鳴き声が秋の訪れを告げている。
窓につるした、風鈴が網戸の外からの風に、
「チリーン、チリーン」
と涼しげな音を立てている。
風は、私のところまではこないので、扇風機が首を振っている。
そのうち、いつの間にか寝入ってしまった。
身体は自然と一体となっていた。
昨年、屋根をリフォームしなかったら、たぶん2階で「昼寝」しようなんて発想は思いも浮かばなかっただろう。
屋根を重いセメント瓦から、軽い陶器瓦にした。
そうしたら、驚いたことにあれほど西日を受けて暑かった2階が昼寝したくなるほど涼しくなったのだ。
たぶん、ピカピカの陶器瓦が赤外線をよく反射するようになったためと思われる。
ちなみに、風鈴は100円ショップで買った最後の1つ。
それも、展示品で少し「短冊」のところが折れ曲がっていたがノープロブレム。
私たちの祖先はほんとうに素晴らしい。
「音」に対する芸術的とさえ言える鋭い感覚。
涼しげな「音」で、最高の快適さを私たちにもたらしてくれる。