前回の最後に、音楽以外にも交換神経優位から副交感神経優位への移行を助ける方法があると書いた。
今回は、その方法を書くが、その前に少し前回の補足をしておく。
前回、
質の良い睡眠に入る「移行時間帯」作ることで、徐々に副交感神経の働きを高めることができる。
そのために、iPod touchを使って「好きな音楽」を聴くことをお勧めした。
その中で、5曲4人の歌手を紹介したが、曲目選びが大変重要である。
紹介した5曲には、共通点がある。
HYの仲宗根泉さん、ふくい舞さん、℃-uteの鈴木愛理さん、GILLE(ジル)さんの4人歌手のボイスに秘密がある。
高温域が伸びがあり、しかも曲の中で、ふんだんに高音域を使っている。
オーケストラでいうとバイオリンやピアノの高音と共通している。
そして、多分高音域だけでなくボイスの質が重要であると思う。
ジルさんが「ダイヤモンドボイス」と言われているような声の質である。
バイオリンで言えば、ストラディバリウスのような。
本当のところ、どうして紹介した4人の歌手の皆さんのボイスの高音が、副交感神経を高めるのかは、よくわからない。
しかし、ストラディバリウスなどバイオリンのきれいな音色が、副交感神経を高めると同じように、紹介した4人の歌手の歌声も、副交感神経の働きを高める。
よく聴いて、実感していただくしかない。
(^_^)
さて、本題の音楽以外の方法を書く。
キーワードは、
◯ 移行時間帯
◯ 徐々
◯ 副交感神経
◯ 入浴
である。
つまり、副交感神経を徐々に高めるためにはどのように入浴すればいいかということを書く。
前に、 NHKで放送をしていたのでご存知の方も多いと思う。
1) 湯温を38度にする。
2) その温度のお風呂に、 20分間入浴する。
それだけである。
NHKの放送があってから、 私はこの入浴法に切り替えた。
以前に、このブログで、微温浴ということで紹介した。
微温浴では、湯温は40度前後であった。
しかし、この入浴法ではそれよりさらに2度低い。
また、時間も20分前後とかなり長くなる。
実際に入浴してみるとわかるが、時間がたつにつれて徐々にリラックスしてくる。
具体的には、眠くなってくることもしばしばある。
交換神経優位から、徐々に副交換神経優位へ移行している証拠である。
私は、入浴しながらiPod touchの「好きな曲」を聴くこともある。
聴覚とそれ以外の五感全てで、副交感神経優位へ移行することができる。
おそらく放送では言っていなかったが、この入浴法のいいところは、副交感神経を徐々に活発にできることであると、私は思っている。
床についてすぐさま寝ることができる人もいるが、普通は、寝入るまで時間がかかる。
この方法は、入浴中から副交感神経の働きを徐々にたかめていくので、床に就くと比較的早く寝入ることができる。
徐々に副交感神経の働きを高める「移行時間帯」が重要であることを実感できるだろう。
(^_^)
ライターから一言
そもそも、「移行時間帯」なしで質の高い、睡眠を得ようとすることに無理があると思われる。
寝る直前まで、テレビを見たりネットをしたりしていては、質の高い睡眠、つまり、副交感神経を十分に高めることは、不可能だろう。
その意味でも、生活習慣を見直して、「移行時間帯」を適切に確保することが非常に大切だ。
なお、今の時期はまだ寒いので、この入浴法を始めるなら、湯温を38度より高くしないと寒いかもしれない。
また、いきなり20分浴をすると血圧など影響が出てくる方もあると思う。
少しずつ、体を慣らしていって欲しい。