リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

和のすすめ(32)うらしまは 並行宇宙 忘れてた:u ra shi ma wa he i ko u u chu- wa se re te ta

2015-11-27 20:56:12 | Weblog

 

うらしまは
並行宇宙
忘れてた

うらしまは        u ra shi ma wa
へいこううちゅう     he i ko u  u chu -
わすれてた        wa su re te ta

 

 


 

 

今回は、前回書いたうらしま太郎は「実話」だということを書く。

私のうらしま太郎のようになった体験を書いてもいいのだけど、もっと読者のみなさんが共感出来る例をあげる。

読者のみなさんは、現在働いていらっしゃれば、みな「並行宇宙」を生きている。

 

 


 

 

「並行宇宙」というのは、職場と自宅のことです。

みなさんは、この二つの宇宙の間を車や電車、徒歩、バイクなどで行き来している。

地下鉄が一番分かりやすい。

移動中ほとんど外界が見えない。

まるで、チューブの中を移動しているようである。

だが、他のどんな交通機関を使っても、チューブのような狭い空間を移動することは同じである。

「並行宇宙」を生きているということは、例え自宅で仕事をしていても、ドアの先は「並行宇宙」で同じであろう。

チューブが短いだけである。

 


 

うらしま太郎は漁師であった。

漁に出るのが仕事だった。

たまたまその帰り道にか、亀をつつきまわしている子どもたちから救ったことから、仕事場(海)の先にある竜宮城へ亀とともに行くことになる。

仕事場の先にある竜宮城は、まさにうらしま太郎の第3の並行宇宙であった。

乙姫様に歓迎された竜宮城があまりに楽し過ぎて、2つの並行宇宙、仕事場の海と老母のいる自宅を往き来することを忘れてしまった。

うらしま太郎は。

 

 

そう考えると、うらしま太郎はとても身近ではないでしょうか?

現代に生きる我々も、うらしま太郎と同じように並行宇宙を生きている!

現代の「竜宮城」は、カラオケであったり、居酒屋であったり、パチンコ屋であったり、エステであったり、映画館であったり、レストランであったり、海外旅行や国内旅行であったり、和の国の温泉旅館であったり・・・

自宅と仕事場とそれら竜宮城、つまり第3の並行宇宙は、チューブのような狭い空間でつながっている。

普段そうした意識はしないが。

 

 

しかし、注意や意識が並行宇宙の一つに集中してしまい、他の並行宇宙を忘れてしまうと、うらしま太郎のようになる。

気をつけないとある日、うらしま太郎のように突然つながっていたと思われた並行宇宙を繋ぐチューブが消失してしまう。

消失して、

「えっ、ここどこだ?」

ということになる。

うらしま太郎のように、チューブの消失と同時に、並行宇宙も消失する!!!

うらしま太郎は、竜宮城、海(仕事場)、自宅の同時に3つの並行宇宙を失った!

うらしま太郎の生きた時代も、我々の祖先が生きてきた時代も、現代人が生きている時代も、並行宇宙は変わらなく存在する。

気をつけないと並行宇宙は、突然消失する。

1つの宇宙ばかりに集中して、他の宇宙を忘れると。

 

 

だから、うらしま太郎は読み継がれている。

子どもたちには、警句として。

年寄りには、人生の真実の共感として。

このように和の国の昔話は、示唆に富み、奥が深い。

和の国にいらしたら、是非このような昔話や警句もぜひ人々から聴いて、和の国の人たちがどのように生きる知恵を身につけてきたかを知ると面白い。

このブログでも時々紹介しますが。

 


 

「並行宇宙」は、SFっぽくパラレルワールド(Paralel World)とした方がインパクトがあったかもしれない。

でも、字数が合わない(字余り)になるので、並行宇宙としました。

 


 

うらしま太郎の話では、第3の並行宇宙として竜宮城が出てきましたが、現実には「竜宮城」そのもののような会社も存在するようです。

面白過ぎて、いくらでも進んで働いてしまうような会社が。

こうなると、働くというより楽しむという感覚になるのでしょうか?

まるで会社が竜宮城のような。

こういう会社で働けたら幸せでしょうね。

でも、うらしま太郎になる確率は格段に上がりますが。
^_^

それとも青いりんごの言い訳をして、そんな会社に入るのは最初から無理だ自分に言い聞かせて諦めましょうか?

^_^


 

「並行宇宙」について補足

二次元の紙のような世界に我々は住んでいる。

と思っている。

しかし、我々は紙を折れるので3次元以上の世界にすんでいる。

紙を二つに曲げて、1/2の真ん中を親指でつまむとそこはくっつく。

くっついた地点は、離れたA地点とB地点のワープ地点になる。

つまり、普通は2次元の世界では、紙のA地点からB地点に行くには、最短でも直線をひたすら行くしかない。

しかし、さっきの紙を親指でつまんだ点がA地点とB地点なら、ワープして一瞬で移動できる。

うらしま太郎の乙姫様は、4次元のこの世界で、紙を曲げるように時空を曲げて、うらしま太郎を元の世界に戻したのだろう。

そして、うらしま太郎が瞬間移動した「2つの並行宇宙(竜宮城と自宅)」をつなぐチューブのような穴、ワープ地点を消す魔法の箱を持たせた!

多分、乙姫様は5次元以上の世界に住んでいる。
だから、4次元の世界に住んでいる我々には、時間を超越できないけれど、乙姫様にはそれがさっきの2次元の紙の例のように可能なのだろう。

うらしま太郎の話は、タイムマシンの可能性さえ示唆しているかもしれない!!!

うらしま太郎は考えれば考えるほど面白い!!
^_^

 


 

和の国へいらしたら、今回紹介した「うらしま太郎」のような、面白い昔話がたくさんありますよ。

お年寄りは、よく知っていますので、できれば直接聞かれることをお勧めます。

しかし、最近はこうした昔話をするお年寄りは少なくなりましたが。

 

 


 

 

うらしま太郎のお話の内容はここをクリックしてください。