梅雨晴れに
駄菓子屋尋ね
笑顔満つ
つゆばれに tsu yu ba re ni
だがしやたずね da ga shi ya ta zu ne
えがおみつ e ga o mi tsu
梅雨晴れとは、ここでは、梅雨の間の一時的な晴れ間のこと。
駄菓子屋については、リンクを見てください。
駄菓子屋が懐かしくて、南千住の街を訪れた。
店主にそのことを話すと、ニコニコと狭い店内でいろいろ教えてくれた。
梅ジャムはここにあるとか、南千住の町の昔の様子とか、芭蕉の句碑があるスサノオ神社の事とか、汐入公園のこととか。
時間にすれば20分位であろうか。
1つ10円の梅ジャムから、3,000円以上のおもちゃのピストルまで子どもの欲しいものは皆ある。
だが、ほとんどの駄菓子や「くじ」は、10円から100円で買える!
童心に帰って、昔口にした懐かしい駄菓子の在り処を店主に聞きながら、たくさん買い求めた。
懐かしい子どもの頃の、あの夢のような時間が、そのまま駄菓子屋にあった。
店主にまた来るので、お店を続けてくださいねと最後にお願いするまで。
連れと一緒に近くの公園で食べた、梅ジャムの懐かしい味。
店主も、訪れた我々も、子どものようにニコニコと笑みが絶えなかった。
梅ジャムは下の中央である。
一つ10円。
左のラムネと右のミルクせんべいは50円。
梅ジャムをミルクせんべいに塗って食べると、甘酸っぱくておいしい。
和の国へいらしして、観光バスや新幹線を使って、観光地をピンポイントで周遊するのも効率的でいい。
しかし、和の国の良さは、リュックを背負って自分の脚(あし)で歩くともっと発見出来るかも知れません。
今回の南千住の旅は、事前にネットでも調べましたが、JR南千住駅の構内にあった地図「荒川区南千住まちあるきマップ」が探索にとても役立ちました。
こうした、いい情報と出会える良さが自分の脚で歩く醍醐味です。
もちろん、冒頭の俳句に書いたように、自分たちにしか出来ない店主さん等との素晴らしい出会いもあります。
また、ウォーキングと俳句作り、写真と趣味を3つも兼ねられるのも自分の脚で歩く良さです。
しかも、今回訪ねた千住大橋は、歌川広重の名所江戸百景「千住の大橋」にも描かれていますし、かの有名な松尾芭蕉もこの橋から奥州へと旅立っています。
そう、かの有名な松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」の出発点なのです。
こうした自分の関心がある、和の国の歴史を探ることも出来ます。
あなたは、和の国へ来て、自分の脚で歩いて何に出会いますか?
何を体験しますか?