カーリング
「やっちまった」わ
銅メダル
かありんぐ ka a ri n gu
「やっちまった」わ 「ya tti ma tta」wa
どうめだる do u me da ru
平昌の冬季オリンピックは面白かった。
特に女子のカーリングは、毎晩予選リーグの試合や決勝トーナメントがあるので、ゲームの様子が気になってお風呂に入ることも出来なかった日が何日かあった。
カーリングは、ストーンの一投で局面が全く変わるので、目が離せない。
(^ ^)
カーリングはストーンのコントロールが難しい。
具体的には、氷のコンディションが刻々と変わるので、それを常に読まなければならない。
数々のゲームの中で、イギリスとの銅メダルをかけたゲームは、特に面白かった。
日本チームは、ストーンをガードに置いて、置きに行ったストーンを守る戦略を忍耐強く続ける。
良く知らない私は、単純に「守り」を、よく耐えて続けていると思っていた。
イギリスは、点を取るためにガードを外す正確なショットを決めて、一進一退のゲームが続く。
局面が大変化したのは第9エンドで、藤沢五月選手のショットで1点をストールして1点をリードしたことだった。
後攻イギリスの第10エンド最終投で、イギリスのミュアヘッド選手が藤澤五月選手のその前に投げた、藤澤選手言うとことろの「やっちまった」ショットを弾き出せば、2点とってイギリスが逆転勝利したのだ。
イギリスとしては、ここで無難に1点を取って、エキストラエンド(延長戦)に持ち込むことも出来たろう。
しかし、それをしなかったのは、それまでにイギリスが正確なショットを決めていたことが一つ。
そうして、もう一つは日本チームの正確にガードを作っていく、辛抱強い、嫌な作戦にイライラしていたからだろう。
実はこのガードを置く作戦こそ、守るようでいて実は攻撃であることは、このあと分かった。
最終投を投げたミュアヘッド選手の手の力がわずかに入ったのを、ライブでご覧になった方は、見逃さなかったろう。
私もその瞬間「ん?」となった。
それまでのイギリスの正確なショットとは明らかに違った。
結果は皆さんがご覧になったとおりである。
実は私も最初は何だ、何が起こったんだと思った。
中央にあるのは、 日本のストーンだったからである。
正確なショットが崩れ、イギリスのナンバー1ストーンを押し出し、日本のストーンが中央になって、ナンバー1となった結果、イギリスは逆転できず、逆に日本に1点入り、勝利した。
日本のガードストーンが効いたのである。
藤澤五月選手の「やっちまった」と思われたショットが、藤澤選手の意図とは逆の意味で「やっちまった」のだ。
その状況を川柳で、
カーリング
「やっちまった」わ
銅メダル
と句にした。
藤澤五月選手の「スマイル」はそれまでのゲームでも、チームの雰囲気を良くしていたので、大丈夫、大丈夫と観戦した方はみな思っていただろう。
しかし、藤澤選手は先攻第10エンドの最終投を、アナウンサーのインタビューに答えて、「やっちまった」と思っていたと試合後告白した。
この一言で、藤澤選手の大ファンになった。
こういう人がいるチームは、極限まで明るくなり、みんなが一つにまとまる。
カーリング
「やっちまった」ぜ
銅メダル!!
(^J^)
あなたも、日本語で「川柳」や「俳句」を作って、カーリングの日本チームの選手を応援しませんか?
そして、SNSにアップしませんか?
冬季オリンピックのTVのライブは面白い。
TVはライブに限る。
おそらく、ミュアヘッド選手のショットの様子を最も大写しでしっかり見ることが出来たのは、TVの視聴者ではないか?
カーリングの一投によって局面ががらっと変わっていく様子を、選手の表情を含めて一番しっかり見られるのも、TVの視聴者ではないか?
TVはライブが一番!!
(^J^)