新型コロナウィルスの世界的蔓延が、どうして起こったのかずっと考えていた。
考えられるのは2つだった。
一つは、中国政府の発表している通り、武漢の不潔で、衛生管理の出来ていない海鮮市場のコウモリの取引を通じて、人人感染を起こしたというもの。
もう一つは、米国筋の指摘する通り、武漢の軍関係の生物兵器研究所から実験用または兵器として開発していた新型コロナウィルスが漏れ出てしまったというもの。
ここは、海鮮市場からわずか数マイルしか離れていなかったということだ。
どちらかの可能性がとても高いと考えていた。
いったいどちらだろうと?
しかし、今はどちらでもよくなった。
いや、よくはない。
これだけ、世界中で多くの人が死亡し、苦しんでいるのだから。
我々もいつそうなるか、そして、感染して死ぬかもしれない確率は極めて高いのだから。
その状況を十分認識したうえで、中国政府の技術力と政治力の低さに愕然とした。
つまり、新型コロナウィルスをコントロールできない技術力(科学力)と政治力(制御能力)の低さに。
中国は、今まで世界のサプライチェーンの心臓部として、世界中に製品を供給してきた。
家庭用品から、精密機械、自動車部品まで。
そして、世界の市場として世界各国の製品の市場としても大きな役割を果たしてきた。
しかし、今回の新型コロナウィルスの漏出事故は、中国は、政治的にも技術的にも極めて低い水準であることを、世界に知らしめてしまった。
だから、中国政府は慌てて、WHOの事務局長を北京に呼び、隠ぺいを図ったのだ。
技術力の低さと、政治体制の管理能力の低さが、世界にばれないように。
だが、実際には、バレバレになってしまった。
習近平が武漢を訪れて、新型コロナウィルス抑え込みを激励するために、武漢の医師と会見を行ったのは、モニター越しでしかもそのモニターからも遠く離れているという「制御能力の低さ」なのだ。
ひどいのは、自国民の命と世界の人々の命なんかどうでもいいという考え方だ。
だから、アフリカ諸国の票を金で買い、その代表としての事務局長を「傀儡」にして、自らの新型コロナウィルスの制御能力のなさを隠ぺいする。
もし、本当に中国政府がWHOに協力して、この未曽有の新型コロナウィルスの新興国への拡散を何としてでも防止すると考えるならば、また新興国の発展を心から願っているならば、起こっている事態の真実つまり、ウィルスの「漏洩」をいち早く世界に公表しただろう。
だが、それは中国政府にはできない。
なぜなら、中国政府の統治原理は、命より「メンツ」だからだ。
いずれにせよ、今回の新型コロナウィルスの漏出は、中国政府の「科学技術の低さ」と「政治の管理能力の低さ」から起こったことは間違いないのである。
馬鹿なWHOは、それに加担させられていたのである。
WHOも管理能力がない。
人命より金なのだ。
どうしようもない。
中国政府と同じ穴のムジナである。
こんな政府とWHOが大きな顔をしていては、新型コロナウィルスに罹患して亡くなった方は、浮かばれない。
亡くなった中国国民も、亡くなった世界中の各国国民も。
そして、これから罹患して死亡するかもしれない我々も。