リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

ディティールが物語を作る。ディティールが音楽を作る。 物語と音楽の感動のハーモニー「私の家政夫のナギサさん」

2020-09-12 01:22:18 | Weblog

「私の家政夫ナギサさん」の「新婚おじキュン!特別編」

を見た。

 

いわば名場面集で、全ての回を見た人にとっては、少し物足りなかった。

 

十分楽しめたが。

 

特に、ヒロイン相原メイ役の多部未華子さんの目の表情は、メイの心のなかそのもの。

 

人間の表情は実に面白い。

特に、多部未華子さんの「目」を見ているだけで、相原メイの心の中まで分かった。

素晴らしい演技だった。

 

その素晴らしい演技を盛り上げているのが、あいみょんさんの主題歌「裸の心」である。

 

ヒロイン相原メイが、自分で自分の本心も分からずに、悩んでいる心の中が、あいみょんさんの主題歌「裸の心」で手に取るように分かる。

 

特に、「この恋の行く先なんて分からない 分からない

ただ想いを今、私 伝えに行くから裸の心受け止めて」

という歌詞と曲が流れる部分は、相原メイの心の声そのものと思えて、ヒロインをいじらしく思い、応援したくなるのだ。

 

「私の家政夫ナギサさん」は、ドラマと音楽の最高のハーモニーである。

 

特に、相原メイがナギサさんにトライアル結婚した場面で、一度ナギサさんに拒絶される。

 

しかし、それでも相原メイは、勇気を出してまた求婚する。

 

その時、ナギサさんは、健康診断で心臓に少し異常があったということをメイに伝え、拒絶した理由を明らかにする。

 

しかし、メイはその時はその時ということで、二人で頑張ろうとナギサさんを説得する。

 

ナギサさんの「誠実」さ。

そして、メイのナギサさんの重荷を軽くしてしまう「前向きな姿勢」

 

この二人の心のなかを、あいみょんさんの「裸の心」が、

「この恋の行く先なんて分からない 分からない

ただ想いを今、私 伝えに行くから裸の心受け止めて」

と歌い上げ、メイとナギサさんの二人の重荷を、力を合わせて、軽くしていこうと訴える。

感動的だ。

 

ヒロイン役の多部未華子さんが、相原メイの心のディティールを演技で、そしてあいみょんさんの「裸の心」の歌が相原メイのこころの思いのディティールを表現して、ドラマと音楽が最高のハーモニーを作り上げる。

 

そのディティールが、「私の家政夫ナギサさん」の「新婚おじキュン!特別編」では、はしおられていて少し物足りなかったのだ。

 

つまり、さっき述べたナギサさんがメイに心臓の異常が少しあったというディティールは、「新婚おじキュン!特別編」では、時間の関係で省略されてしまった。

 

その分、最高のハーモニーがレベルダウンしたようの感じられて残念だった。

 

もし、ご覧になられていないのなら、特別編でなく本編をご覧いただくことをお勧めする。

 

多部未華子さんの演じる相原メイのドラマと、あいみょんさんの「裸のこころ」の音楽のハーモニーに間違いなく感動されるだろう。

 

多部未華子さんの一つ一つのメイのこころが分かる演技と、あいみょんさんの「裸の心」の歌詞、特に抽象的な漢語でなく、「和語」を大切にして具体的なディティールを一つ一つ積み上げた歌詞が、感動のハーモニーを生んでいるのだ。

 

具体的なディティール一つ一つを大切にする、それがこれほどまでに感動的なストーリーを作り上げている。

 

素晴らしい、ドラマだ。

 

今では、あいみょんさんの「裸の心」がお店で流れると、多部未華子さん演じる相原メイが、必死にナギサさんに求婚している場面が浮かんでくる。

(^_^)