リーマンショックの1年2ヶ月前には、BNPパリバが、サブプライム債券の募集をしないと発表したBNPパリバショックがあったが、当然肝心な事は伝えないマスゴミは、大きく報道する事は無かった。
またスタンレー・E・オニール(元メリルリンチCEO)の行動などの記録を見ると、CDSは2006年から売れなくなってた。その為メリルリンチもそうだが、リーマンブラザーズなどの詐欺師=投資銀行は購入する側に変わって行ったとの事である。
この証券のわけの分からない世界はCDSは「資産」と評定され、その結果買えば買うほど「役に立たない上に実態を全く違う格付けをする・格付け会社」的には、安全性が向上すると言う「格付け会社の訳の分からない決まり事」で、返って「格付け会社の格付けは上げられた」と言う事である。
この流れを知っていると池上彰が「判断の基準」としている格付け会社のギリシア国債の評価CCCを殊更声高にほざく嘘ばかりのハゲの寝言がよく分かるだろう。格付け会社の格付けは、その業界のみの決まり事であり、「空気を読んだ」「お約束」と言うマスゴミの好む寝言の応酬である。
CDSの大半を売却とは、CDSの保証を嫌っているとの事であろう。つまりコメルツは、債券の不履行が増える可能性が高いと見ているのだろう。
何のかんのとCDSの保証金を払っていても、支払いが込むと、それらは往々にして不履行になる。大体そうだが、間違いないとか安全とか利口とか吹聴していたものが、混乱の折に、何か知らないが何時の間にか倒産して履行されないと言う事が何度もあった。
ユーロ圏の破綻が確実になったとの観測だが、フィンランドの2重通貨とかが実行されているのを見ると、各方面が「破綻に備えた実務的予防的行動」を取る様になって「守らなければならない」から「守りきれない」に代わっている様である。だが、それは当たり前だろう。
金融関係者の要求は、明らかにどうかしている。特に国債のリスクプレミアムは、無茶苦茶になり、金利払いを強制する一方、その事が債券市場を不安定にしている。利口な奴等の集まりである筈の竹中平蔵御推薦の金融は、下衆のヤクザが唯一王様になれる場所を好き好んで消えてなくならせようとしている。
デンマークやドイツの振り出したマイナス金利の国債を買うのか?二重通貨を持つ所の方が安心だと思うのか?何れにしても複雑すぎるシステムは、その問題の発生や解決が面倒であり、その結果抜本的な解決案が取られないという事を見ればEUが、通貨統合の折に「ギリシアの参加はどう考えてもおかしい」と言う疑問を残したまま統合した時点から、こうなる事は「さもありなん」と思うだろう。
問題なのは、それを経済の専門家やニュース解説の専門家が「全く何も触れていない」事であろう。つまり、大金をかっさらった連中は「肝心の事を言わない」事で貰っている事は確実である。嘘ハゲめ!
何れにしても、この嘘ハゲ連中の何も言わない事を皆が知るべきであろう。
また、もう一方の恐喝・詐偽の方法を提示しているのはIMFである。ラガルド専務理事は、何時の間にか、その座に着いたが、前任者のストロスカーンの退場は、元々問題がある人だったと言う事もあるが、それにしても、サルコジの政敵を叩く一方で、サルコジなき今、サルコジ路線を踏襲する存在を金融の中心期間に残した意味で陰謀を感じる。
そんな事が無ければ安心して見ていられるが、ラガルド専務理事の強硬に主張するのはEUの財政統一である。つまり基本的に経済が平均で目指すべき目的を、経済的な強弱が明確になりすぎた今の状態に強制するのである。前提が違う事を同じく扱うのは竹中平蔵や池上彰、勝間和代の基本的詐偽の手口である。それからすれば、実に分かり易い詐欺であろう。
ラガルドさんもいい加減にすれば?と思う。何故なら、これが出来の悪い陰謀である事は、悪いが私の目からもアリアリである事は3ヶ月前ぐらいから「確実」と見えていた。今も厚顔逞しく、この「論=寝言・世迷言」を強硬に言うと、髪の毛同様に白痴?とささやかれるだろう。分かり安すぎます。
中国の経済が「下衆」が原因で息切れをしているが、それが実は心臓麻痺の予兆である事は公然の秘密となりつつある。また新興国は様々な理由で息つきが見え見えで、数字が明確に表している。誤魔化そうにも誤魔化せない。それ以外の新・新興国の活況をマスゴミは吹聴しているが、その前に新・新・新興国を探す努力が要るだろう。だが、そんなものは無い。
新・新興国をXYZと呼ぶべきだろうか?つまり「これ以上先はない=デッドエンド」と言う事となるだろう。
ただ直ぐにと言う事ではないだろう。BNPパリバショックも1年2ヶ月かかってリーマンショックとなった。恐らく1年近くの時間がかかる。前にも述べたが、欧米の決算は往々にして9月である。あと10ヶ月である。それまでに何か起きるだろう。何かとは?その問題は、そろそろ始まるだろう。それは様々な問題の可能性が12月に発生し、1月に変化が分かるようになり、3月には方向性が分かり、4月に祭りが始まる。
やっぱり雪解けを待って祭りが始まるのである。思えばアラブの春も同じタイムスケジュールだったとは思わないだろうか?今度は流れが違う、確固たるEU、政府主導での自由主義のための保証を行うアメリカは、最早その余力が無い。それは日本も同じだ。また共産党大会で気炎を上げている「豚」だが、残念。それも屁みたいなものだ。ほざいても何が出来るわけが無い。
来年には日本の政治が大きく変わる。それは分かっている。だが、その与党に期待するものが多くても意味が無い。一番大事なのは、守る事が重要で、改革とか革新とかは、返って足並みが乱れるだけである。ただ官僚に一言忠告はしないといけない。日本は、外国に日本を売っても良い結果にはならない。チョングソに何を売って儲けたか知らないが、それが虫獄であっても、何も残らない。金は今後一番意味の無い価値と成り果てるだろう。
大体そうなのだが利口とか賢いとか吹聴している連中は、その価値観自身が糞である。今も「中国や韓国に儲けさせて貰わなきゃいかん」と真面目に言っているのだ。この手の発現は「神話」のなせる業で、ある意味「思考停止」である。ここに至るまでの「どうせ虫獄なんて」の山だった。それが終わると「何が何でも虫獄」となる。この馬鹿みたいにかたくなであったと思えば、それが本願となる。これが経団連や馬鹿文科系大学出の利口の正体である。
何れにしても、この明確なステップは、明確な結果として出てくる。良かろうと悪かろうと。良い事は大体予測されている。問題は、悪い点を何処まで絶望的にならないで見つめられるかである。
最近声高に吹聴される「アメリカの財政の崖」や「中国の三つの債券」、「日本の債務限度額」そして「EUの債券買取制度の発動」と何処まで行くのか?だが、もう一つ私が気になるのは、これらは全て上流の話である。だが例えば中国は上層部が押さえ込もうとしている不満が日本への暴動として形を変えて出ている。またアラブの春は、一方で進む金融緩和の問題の捌け口として出たともいえる。(そうは見させないとマスゴミが動いているのだが)
それならば、今の下流の問題は何なのだろう?下流社会と言うNHKの上から目線か、経団連の上から目線か知らないが、これは「貧乏人は何も出来ないだろう」のたがみよしひさの漫画の様な事をほざくのだが、あれはたがみよしひさワールドだから「権力者」は揺るがなかったが、現実では民衆の力はやっぱりあるのである。
それらは「利口ではない」行動を民衆が取る時に発生する。無論マスゴミは見せないようにするのだが、マスゴミの限界は東北大震災の頃の原発問題を必死に隠蔽したが、結局ばれてしまい、利口や大人を吹聴する低脳な馬鹿文科系までも、利口では良い様にしてやられると分かったようである。中国の問題もやっぱり利口が先に立つが、その利口が徐々に利口な奴等の利益を侵害すると分からないようだ。
今となっては、ウジムシテレビを信用するものが誰もいないように、嘘は嘘と認めている時代である。そして、利口を吹聴できる世代がドンドン少なくなっている。老いも若きも金が無い金が無いと騒いでいるし、金持ちも消費税が上がれば景気が下がると連呼している。結局経済的な強者はどこにもいないのである。
一方で、肝心の厄介事の種は、そう言う国情でありながらも強い通貨を持っているから分かり難いのである。思えばアラブの春を私は予測はしていたが、発生の形態は分からなかった。つまり経済の先を読むのであれば、貧国に出向いて不満を聞けば、インスピレーションが湧くのである。それからすれば、嘘吐きばかりの嘘に塗れいてる池上彰、何処に出しても恥ずかしいハゲ嘘は一番世間の問題から遠く分からない所で吹聴しているが、一方で、渡辺陽一は儲かりもしない貧国で写真を撮っている。
池上彰は、渡辺陽一を全く逆の存在として敵視しているのは言動からも分かる。渡辺陽一は、池上彰と全く逆の人生の生き方をしている、この男を蛆虫の本能で感じているのだ。そして、池上彰の「にうすかいせつ」とやらは様々なところから批判と言うか、正確な論評が届いているが、池上彰の「にうすかいせつ」は全く信用に値しないものである。そして、その一方で妙な口調だが、実体験に基づく発言をする渡辺陽一は核心は突かないが、嘘は言わない確実な情報として、信用が出来る。
つまり「にうすかいせつ」よりも朴訥な事実の列挙こそが重要なのだ。そして、感じとして「不穏なもの」を感じるか?の問いの一番的確に答えるのが彼であろう。「にうすかいせつ」の大家ではないのである。何故ならば「にうす」はマスゴミの扱うもので「うそ」である事はみなしっかり理解しているからである。