此度は、お若いのにほんに、残念で御座いました。
美しくて、顔も身体も心も、ほんに美しくて綺麗か人やったですねぇ〜。
美人薄命とは言いますが、それは時代に合(お)うチョリませんなぁ〜。
やっぱ子供も居(お)んなさるけん、やっぱ残された旦那さんも大変やろうに…。
真央さんは、殆んど正しかった方じゃったが一つ大きな間違いをした。
それは「命の順番を間違えちょる」事だけじゃ…。
たった一つじゃが、それを間違えると、残念ばかりが後を引くとたい…。
悔みの言葉が長うなると、辛気臭かけん、ここで終わるけど、死ぬまで、真央さんの事は忘れんたい。
そいじゃ、失礼しますたい。
…
まぁウチの田舎では、こげん言い方をすっとですばい。
何かに似とるでしょう?そう「ばからんもん」ですたい。
こげん日は「ばからんもん」を見ると、気の楽になるとですよ。
小林真央さまに送る歌
「命あればことしの秋も月を見つ わかれし人に逢ふよなきかな」
【現代語釈】命があったので、今年の秋も月を見たがしかし、死別した人に逢う世も、夜も、もうないのだね。
命あらば逢ふこともあらむ我がゆゑにはだな思ひそ命だに経ば
【現代語釈】命があれば再びお逢いすることもできるでしょう。私のためにひどく思い煩わないで下さい。命さえ生き長らえれば、いつかお逢いできるのですから。
子は優し、真の愛に会うけれど、別れ早きに涙涸れずや
こはやさし、しんのあいにあうけれど、わかれはやきになみだかれずや
小林真央を織り込んだ私の歌、貴方の子供に産まれて優しい真の愛に巡り逢ったが、その別れが早すぎて、涙の止まる事がない。
永遠の美を残して、我が(彼の)妻は、何故に、共に逢う世をぞ失せしか
えいえんのびをのこして、わがつまは、なにゆえにともにあうよぞうせしか
海老蔵を織り込んだ私の歌、海老蔵さんだけ、が「我が」を使えます。
この面や眠れしままや、目を覚ます時を待ち侘ぶ、涙拭かずに
このおもやねむれしままや、めをさますときをまちわぶ、なみだふかずに
この顔は眠っているようにみえるから、きっと目を覚ます時があると、涙拭かずにずっと待つ、小林麻耶さんを入れきれませんでした。
梨園とは、離縁と読めし、愛しきの、方々の命永らえかしと
梨園の人は離縁(亡くなる)と言うように(亡くなられている)大好きな(梨園の)方々は、命を大事になされますように
愛妹の去りしを嘆くな悲しむな、まやは強きや、自慢の姉
大好きな妹の死を嘆き悲しまないで(と妹の真央さんが言っているよ)、麻耶さんは強い自慢の姉と
世の中に愛し知られし母ならば、必ず届かん、見た事の無き、その影
小林真央さんは、有名人だから(あなた達残された遺族に)きっと見た事の無い以外な姿が(世界のアチコチから)届くでしょう。(それを見て、日々亡き母を偲べますよ。)