今日はよく晴れて蒸し暑い一日です
台風１７号が近づいてきているようなので逸れて欲しいですね
今日の写真はPhan Rang のPo Klong Graiポークロンガライ塔
１３世紀頃Jaya Simhavarman３世によって作られたと言われていて
全部で３棟残っています
この頃のチャム族はベトナムからかなり圧迫されていて
ベトナムに従属していたと考えられています
ポークロンガライ王に関しては伝説があるのですがそれはまた別の機会に
最初の塔が楼門
破風に炎をかたどった装飾があるが壁面の装飾はありません
こちらは舟形屋根の宝物庫
屋根に水牛の角のような装飾が金のしゃちほこのように付いています
こちらも壁面の装飾はありません
そして主祠堂
こちらも破風には炎、壁面の装飾は無し
４階層の作りになっていて四方には蓮のつぼみをかたどった装飾があります
しかしミーソンのタワーに比べると簡素な印象です
入り口の上には踊るSivaシヴァ神の彫刻があるのですが
２本の手を頭の後ろに回しています
このような彫刻は珍しいらしく重枝先生のチャンパ―歴史・末裔・建築 (めこん選書)
ではベトナムに従属していた事を意味すると考えられていると解説されています
側面の装飾も簡素
唯一石で作られた天女の装飾と祈る姿の彫刻があるだけです
しかしこのタワーは今でも大切な信仰の対象となっていて
チャム族の人達がお参りに来ています
リンガはムカリンガと呼ばれるリンガに人の顔を装飾したもの
この顔がポークロンガライ王だと言われています
参考図書：
チャンパ―歴史・末裔・建築 (めこん選書)多少内容は古いがチャム遺跡の基本を抑えるには必読
まずはこの一冊
CHAMPA Ancenttowers Reality & Legend英語版だが伝説なども詳しく紹介されている
チャム遺跡を巡るには持っておきたい一冊
残念ながら日本では入手困難
ベトナムで128,000d
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