「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20150223

2015-02-23 | 矮小布団圧縮袋

○(旧唐津銀行の前からキイロイトリお散歩中)
 今回で第10回となる唐津うまか博(からつ鍋まつり)は実は最終回だったそうだ(帰ってから新聞を見て知った)。結局のところそのうちの3回くらいしか来ていないが、おかげさまでそのたびに、近代化遺産の建築やらゆるキャラなどやらに遭遇して、様々な知見を得られている。感謝。

 2年3か月ぶりに来て驚いたこと:
 
 2011年のお散歩で紹介した旧・村上歯科医院〔昭和5~10年(1930~35)頃〕。
 以前(※比較されたし)はまだ往時の外装を残したままで、隣の駐車場広場で突然ゆるキャライベントは始まるわ、前に唐ワンくんやせんとくんが来るわで(笑)カオスなインパクトとともに記憶していた感であった。

 
 ところがその後、いわゆるリノベーションが進み、2013年11月に登録有形文化財に登録されたとのこと。「中町Casa」として、現在は1Fがカフェ、2Fが交流スペースとして活用されているらしい。

   
 洋風木造建築はすっかり瀟洒なレトロ空間に。

 
 カフェhanaはな家さんでちょっとコーヒー休憩中のキイロイトリです。店内はかなりシックな佇まい。前に来た時は改装前でシャッターが閉まっていた部分だったし、この建物の中からこんな風に表通りを見られるなんて、考えもしなかった。
 それに偶然の出逢いと言えば、この建築に再会したご縁で今回出逢ったのはこの朝鮮唐津のカップですかね。色合いといい、手に持つとちょうどしっくりくる感触といい大きさ重さといい、素敵だったのだ。唐津の佳津窯さんの作、と聞いた。同じものを探し当てようとしてもなかなか見つからないんだろうけど、でも、いいな。探してみたくなってしまった。この器でいただくコーヒーがまた、じんわりと美味しかったのである。
 
  
 近辺を歩いていて、前にあった古本屋さんが閉まってたり、その後の工事でなくなってたりと思われる一角もあって、そこそこに時間の流れも感じたけれど、その一方で、こういう渋い場所も新しくできたんだな、とわかった。しばらくゆっくりと、静かに過ごせた日曜の午後。天気はあまり良くないものの、お祭りなので、外の通りを行く見物客もわりと多い。

本日のBGM:
・Nostalgia / David Sylvian (「Brilliant Trees」)
 というわけでデヴィッド・シルヴィアン先生の誕生日でもあるのだが
・名探偵シャーロック・ホームズ #4「マルブレー卿の愛人」(AXNミステリー、2/23 20:00~)
 なんとロシアのChannel1制作のドラマ(2013)。エリザベスとかジョンとか人名や地名はみんな英国名なのに、台詞はロシア語(爆)。やっぱしロシア語だとソ連とかロシアの映画、タルコフスキーとかを思い出すんですがね。19世紀末~20世紀初めのダークなロンドンの映像の雰囲気は色彩的に出てます。でも食事やお茶のシーンや、コミュニケーションの物腰とかが、ちょっとロシアっぽいか(ホームズで英国人風だったら、もっと無表情で人と距離をおくというか、反応が回避的というか、な気がするw)
 BBCの「SHERLOCK シャーロック」が21世紀現代に舞台を移して原典のもじりやオマージュぽくしたやり方で作れるんでやってみました、っていうのなら、原典のオマージュだったらいっそのこと元々最初っから19世紀末~20世紀初の設定でやっちゃえばいいじゃない!っていう、方法論なんだろうと思う。むべなるかなw。ダウニーJr.の映画「シャーロック・ホームズ」の影響もあるらしい。ワトソン役の人は年上とはいえマーク・ストロングさんくらいの年の人で、まだ若いのにな。(20150223)
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