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フォークウエイズ・スターディ・レベルなどのレーベル時代・ダフィ、ウォーラー、アドコック、グレイの“クラシック・カントリー・ジェントルメン”のハイ・テンション・ブルーグラスはいい。
しかし、それ以降、はたまた、ダフィ・ウォーラーがお別れして、以降の、ウォーラーの名乗った(仕切った)カントリージェントルメンも僕は大好きである。
今でこそ、ブルーグラスも何でもありの時代になった。
そして、そのジャンル分けが、意味の無い時代になったと言っても良い。
そして、「伝統芸」のようになって、周辺の音楽と融合でしか、新しくならない様にも、思える。ある意味・飽和なのかも知れない。
音楽がそのスタイルを内部から変える「力」のある時代は、その音楽が、まだ飽和していない、ドキドキする時代でもあったと言っても良い。
カントリー ジェントルメンは、ビル モンローの作った形式(実はこの時代のブルーグラスはこの形式美を踏襲して、あらゆるグループが存在した)に対し新しい・若い・都会的なセンスで、ブルーグラスに殴り込みをかけたような物であった。
以下・ちょっとその形式美をなぞれば
1・コード進行上のG/C/D7の流れに、セブンスを使ってはいけない。Cからなら、Gでセブンスはダメよ!
2・電気楽器はいけない(もっとも、やがて、ビルさえ、エレキやオルガンを入れるトライをすることになる)
3・コーラスは4声を基本とするなどである。
カントリー ジェントルメンはコーラスも斬新であった。ダッフィーのマンドリンなど1フレットから9フレあたりまで、縦横無尽の動く。アドコックのバンジョーはスクラッグススタイルに、彼独自の奏法やフレーズを付け加える。曲もフォークを取り入れたり、アレンジもJAZZを取り入れたり、果ては、ペプシコーラの瓶を叩いたり(立派に音楽になっております)聴く、僕らを、明らかに「ワクワク」させてくれたのです。
僕は、今も、大好きなのだ!