
末娘の卒業式だった。同日同時、女房は職場で同じ行事・・・だいたい、この手の学校行事は俺の仕事になる。
娘は、早々学校。受付は9:10から40まで。
家に置き去りの「ランドセル」が少し淋しそうだった。

10時に始まる。卒業生入場である。

この後、全員起立の声。教頭が壇上に上がり「ただ今より**の卒業証書授与式を行います」と告げ、間髪入れずに、司会が「国歌斉唱!」と告げる。
上手いね~~。運びが!座っているものを立たせるに比べ、立っているから手間や流れとの兼ね合いがいい。
これが、座っているのを「国歌斉唱・起立!」とくりゃ、立たない御仁も少しはありなん。
僕は、座って、写真をパチリだ。
石原になって、これで立たず・歌わず、で、処分された教員。その処遇にいま、ぞくぞくと、違憲の判決が下っている。まあ、法律では「国歌」になった「君が代」。歌わない・立たない自由はある。音楽的にも嫌いだ!

校長からもらってる娘。くれてる方は僕の兄弟である。

桜は数輪咲いていた。

まあ、様々な来賓の挨拶や子供たちの言葉・歌などあって、粛々と終了。
歌がさ、上手だったで。
その後、在校生(4・5年生)とPTAや教職員の列の中、拍手で送られてゆくのよ。およそ200メートルはあるかなあ・・・
ちょっと恥ずかしいで。(まあ、歩きながら写真は撮ったが・・・)


仲の良かったお友達と写真であった。娘に引っ張りまわされて、いろんな子達を撮った。この小学生は中学では2つの学校に分かれる。数人私立に行く。
最後かもなあ~、学校変われば、お友達も変わる。それでいいのだが・・・
このような思いがめぐった。心を込めて撮ったのだ。


その後、実家に行く。爺さんの仏壇のご報告。
ばあさん、と一緒に、記念写真であった。
卒業証書を手にした彼女が少し大きく見えた。
大人になってゆくかけがえのない時間、しかし中学校・・ゆとりのない大人の社会・子育てに責任を持たない親・「自分のとこさえよけりゃ」の競争や格差を望む親・・・そんなものが反映して、中学校の子供たちも、おだやかでは無い。
「がんばり」が身上しかしまた、それが、物議の種でもある娘である。
がんばらず・・・良く遊べ・・・やりたいこと沢山やりな。
卒業・おめでとう!