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しばらく前・・・沖縄の本屋でふと手に取った雑誌。
それもまた、なんとなくペラペラめくったページを、流し読みし・・・・
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ある文章に、目が留まり、立ち尽くした・・・・目から鱗だった・・・
ある左翼的自分の、そんな、深みの無い部分に、オウム返しのように繰り返す、垢のついた心情に、手厳しい指摘だった。(9条があるから戦争をしない国で居られたと・・)
まだ、彼が那覇市長時代のインタビュー記事だ。すぐ購入した。そして、また改めて読んでみた。
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「日本は戦後から今日まで外国と戦争もしていないし、誰一人戦死したわけでもない。それを支えてきたのは沖縄ですよ。・・中略・・憲法九条があるから日本は平和なんだと主張する人たちは、憲法の埒外にあった沖縄の負担の中で、戦後日本の高度経済成長があったということがわかっていない。・・・中略・・・・日本という国の平和が、架空の、虚構の中に保たれているということも理解されていない。」(季刊・「モモト」VOL15・編集工房東洋企画・2013年7月発行)
「平和を願う人々は」9条の価値を認識し、「9条があったから戦争をせずに今日まで来た」と言う。僕も言う・・いや言ってきた。その通りだと思う。
世界に誇るこの国の、アイデンティティーだ。
だが、その重み以上に、その9条という鏡の裏側に・合わせ鏡のもう一方に、「憲法の埒外にあった沖縄」を認識すること無しに9条を語っては薄っぺらなんだな。
もう、沖縄を犠牲にし、そうなっている沖縄を無視して、僕らの平和を享受することはやめなければ恥ずかしいじゃないか?
この翁長さんの認識をもった、9条を抱きしめることは、ますます大事な時代だと改めて思ったさ。
壮絶な最後だったらしい。
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もうすぐこの本も読み終わる。
そして、もうすぐ激しい知事選の結果が出る。
翁長さんに続く方が知事にと心から願っているが、負けても、あの島は、寄せては返す波のように、「平和を希求し」「基地のない沖縄」を求める闘いがやむことは無いだろう。
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沖縄に関心がある・・・そんな方々には、是非読むことをお勧めする。