手製のスパンカー
手で曲がるステーと、折りたたみテーブル用の足一つをボルトで繋いで、ステンレスの棒3本を図のようにロープで連結しただけ。
シートを含め、百均とコーナンで2千円ほど。
シートやロープ等の位置決め、固定は、配線処理用のインシュロックを使っています。
家にあったダサいブルーシート、効果があれば変えるつもりが、そのままになっています。
カヤックの左右方向への固定は、本体に元からある荷物用ゴムロープの穴2つとステーの穴2つに、ベルトを通して縛るだけ。ステーを手でまげて、板バネにしてカヤックに押し付けています。
カヤックの前後方向への固定は、少し高い位置から後ろにメインロープを伸ばし、後ろ端の取手につけた、滑車付きカラビナから折り返してコクピットで固定しています。
高い位置からのメインロープは、ポールと一体となったテーブル用の幅のある足をカヤックにしっかり押し付ける作用の他に、フリーに動くスパンカーが反対側に回りこむことを防止します。
サイドのポールは、反対側に開ききらないように、ロープで縛って150度ほどに開きを制限しています。そこそこの追い風だと、スパンカーが帆の役割をして、追い風ターボとなります。
但し、うねりがでる程の強い風だと、波の上を斜めにドリフトするような動きになって怖いので、コクピットでメインロープの固定を解いて、手を伸ばしてポールをクーラーの横に倒せるようにしています。復帰はメインロープを引いて固定するだけ。
スパンカーの角度調整ロープは、実は1本。折り返し部をコクピットで右に送ったり左に送ったりすることで、角度そのものは変更せずに、カヤックの軸と左右の開きのバランスを調節できるようにしています。
開きの角度自体は、折り返し部とカヤック固定部の間のロープにラチェット付滑車を入れて、両方を一緒に引く距離で角度調整をしています。
ロープはクーラーボックスが間にあって動きに干渉するので、それぞれ水道ホースを通して前に引いています。
海上で微調整できるように凝っては見たものの、実際は出航前に30度ほど開く位置で固定したまま、海上で調整したことはありません。
足漕ぎカヤックに用いる最大の効果は2つ。
一つ目は、フィンの表差し舵の効果とあいまって、放置すると風上を向くこと。
海上に露出する部分の大きなバルキーな船では、これなしでは横を向いてしまい、どんどん流されて水深のある場所では釣りになりません。餌釣りでもトローリングになってしまいます。
ホビーカヤックの設計思想の一つはドライ。つまりコクピットが高いこと。水面から出ている部分が全体的に高い。
他のメーカーのフィッシングカヤックみたいに水面に張り付き、喫水線から風をいなす形ではありません。
フィッシング専用カヤックだと喜んで買ったものの、前のカヤックより流される傾向が強いので、最初、かなりがっかりしました。
前のカヤックで有効だったサイズのパラシュートアンカーでも、風が強いと負かされてしまって、真横になりました。
まあ、この船に限ったことではなく、バルキーな船で、パドルを放して釣りをする場合、スパンカーが有効と解釈したほうがいいですね。
もう一つの効果は、パラシュートアンカーとオサラバできること。最初、手漕ぎカヤックからの延長で、ついパラシュートアンカーを使っていましたが、水中のロープがフィンに引っかかるとはずすのが面倒なのです。
実質、不要。今では船にも積まなくなりました。
手で曲がるステーと、折りたたみテーブル用の足一つをボルトで繋いで、ステンレスの棒3本を図のようにロープで連結しただけ。
シートを含め、百均とコーナンで2千円ほど。
シートやロープ等の位置決め、固定は、配線処理用のインシュロックを使っています。
家にあったダサいブルーシート、効果があれば変えるつもりが、そのままになっています。
カヤックの左右方向への固定は、本体に元からある荷物用ゴムロープの穴2つとステーの穴2つに、ベルトを通して縛るだけ。ステーを手でまげて、板バネにしてカヤックに押し付けています。
カヤックの前後方向への固定は、少し高い位置から後ろにメインロープを伸ばし、後ろ端の取手につけた、滑車付きカラビナから折り返してコクピットで固定しています。
高い位置からのメインロープは、ポールと一体となったテーブル用の幅のある足をカヤックにしっかり押し付ける作用の他に、フリーに動くスパンカーが反対側に回りこむことを防止します。
サイドのポールは、反対側に開ききらないように、ロープで縛って150度ほどに開きを制限しています。そこそこの追い風だと、スパンカーが帆の役割をして、追い風ターボとなります。
但し、うねりがでる程の強い風だと、波の上を斜めにドリフトするような動きになって怖いので、コクピットでメインロープの固定を解いて、手を伸ばしてポールをクーラーの横に倒せるようにしています。復帰はメインロープを引いて固定するだけ。
スパンカーの角度調整ロープは、実は1本。折り返し部をコクピットで右に送ったり左に送ったりすることで、角度そのものは変更せずに、カヤックの軸と左右の開きのバランスを調節できるようにしています。
開きの角度自体は、折り返し部とカヤック固定部の間のロープにラチェット付滑車を入れて、両方を一緒に引く距離で角度調整をしています。
ロープはクーラーボックスが間にあって動きに干渉するので、それぞれ水道ホースを通して前に引いています。
海上で微調整できるように凝っては見たものの、実際は出航前に30度ほど開く位置で固定したまま、海上で調整したことはありません。
足漕ぎカヤックに用いる最大の効果は2つ。
一つ目は、フィンの表差し舵の効果とあいまって、放置すると風上を向くこと。
海上に露出する部分の大きなバルキーな船では、これなしでは横を向いてしまい、どんどん流されて水深のある場所では釣りになりません。餌釣りでもトローリングになってしまいます。
ホビーカヤックの設計思想の一つはドライ。つまりコクピットが高いこと。水面から出ている部分が全体的に高い。
他のメーカーのフィッシングカヤックみたいに水面に張り付き、喫水線から風をいなす形ではありません。
フィッシング専用カヤックだと喜んで買ったものの、前のカヤックより流される傾向が強いので、最初、かなりがっかりしました。
前のカヤックで有効だったサイズのパラシュートアンカーでも、風が強いと負かされてしまって、真横になりました。
まあ、この船に限ったことではなく、バルキーな船で、パドルを放して釣りをする場合、スパンカーが有効と解釈したほうがいいですね。
もう一つの効果は、パラシュートアンカーとオサラバできること。最初、手漕ぎカヤックからの延長で、ついパラシュートアンカーを使っていましたが、水中のロープがフィンに引っかかるとはずすのが面倒なのです。
実質、不要。今では船にも積まなくなりました。