シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

スパンカー

2008年05月02日 | カヤック・艤装
手製のスパンカー

 手で曲がるステーと、折りたたみテーブル用の足一つをボルトで繋いで、ステンレスの棒3本を図のようにロープで連結しただけ。
 シートを含め、百均とコーナンで2千円ほど。
 シートやロープ等の位置決め、固定は、配線処理用のインシュロックを使っています。
 家にあったダサいブルーシート、効果があれば変えるつもりが、そのままになっています。

 カヤックの左右方向への固定は、本体に元からある荷物用ゴムロープの穴2つとステーの穴2つに、ベルトを通して縛るだけ。ステーを手でまげて、板バネにしてカヤックに押し付けています。

 カヤックの前後方向への固定は、少し高い位置から後ろにメインロープを伸ばし、後ろ端の取手につけた、滑車付きカラビナから折り返してコクピットで固定しています。
 高い位置からのメインロープは、ポールと一体となったテーブル用の幅のある足をカヤックにしっかり押し付ける作用の他に、フリーに動くスパンカーが反対側に回りこむことを防止します。

 サイドのポールは、反対側に開ききらないように、ロープで縛って150度ほどに開きを制限しています。そこそこの追い風だと、スパンカーが帆の役割をして、追い風ターボとなります。
 但し、うねりがでる程の強い風だと、波の上を斜めにドリフトするような動きになって怖いので、コクピットでメインロープの固定を解いて、手を伸ばしてポールをクーラーの横に倒せるようにしています。復帰はメインロープを引いて固定するだけ。

 スパンカーの角度調整ロープは、実は1本。折り返し部をコクピットで右に送ったり左に送ったりすることで、角度そのものは変更せずに、カヤックの軸と左右の開きのバランスを調節できるようにしています。
 開きの角度自体は、折り返し部とカヤック固定部の間のロープにラチェット付滑車を入れて、両方を一緒に引く距離で角度調整をしています。
 ロープはクーラーボックスが間にあって動きに干渉するので、それぞれ水道ホースを通して前に引いています。

 海上で微調整できるように凝っては見たものの、実際は出航前に30度ほど開く位置で固定したまま、海上で調整したことはありません。


 足漕ぎカヤックに用いる最大の効果は2つ。

 一つ目は、フィンの表差し舵の効果とあいまって、放置すると風上を向くこと。

 海上に露出する部分の大きなバルキーな船では、これなしでは横を向いてしまい、どんどん流されて水深のある場所では釣りになりません。餌釣りでもトローリングになってしまいます。

 ホビーカヤックの設計思想の一つはドライ。つまりコクピットが高いこと。水面から出ている部分が全体的に高い。
 他のメーカーのフィッシングカヤックみたいに水面に張り付き、喫水線から風をいなす形ではありません。
 フィッシング専用カヤックだと喜んで買ったものの、前のカヤックより流される傾向が強いので、最初、かなりがっかりしました。
 前のカヤックで有効だったサイズのパラシュートアンカーでも、風が強いと負かされてしまって、真横になりました。

 まあ、この船に限ったことではなく、バルキーな船で、パドルを放して釣りをする場合、スパンカーが有効と解釈したほうがいいですね。

 もう一つの効果は、パラシュートアンカーとオサラバできること。最初、手漕ぎカヤックからの延長で、ついパラシュートアンカーを使っていましたが、水中のロープがフィンに引っかかるとはずすのが面倒なのです。

 実質、不要。今では船にも積まなくなりました。

5月1日 海をてくてく3

2008年05月02日 | 釣り
 そろそろ帰ろうかなというところで、モソッとアタリ。ズシッと来ました。本日最大のナニカ。ドラグが殆ど滑って、ジリジリしか上がりません。ニンマリしてしまいます。

 でも、半分以上揚げたところで、フーッと軽くなった。

 ウソやろ? 久々のメイクドラマが・・。
 
 仕掛けを見るとタコの吸盤が一つ、針についていました。
 なあんだとか、ウソの余裕をこきましたが、せめて姿だけでも拝みたかった・・。
 魚とタコの引き、区別できないぐらいなので、アタリとか、いっぱい見逃しているんでしょうねぇ。きっと。

和歌山では考えられない、トロンとした海を18時撤収。10時間、海上の人でした。

 帰りはETC100km圏内まで地道を50km走る。それから高速で帰る。結果は1400円で3時間半。オール高速利用が3900円で2時間半。自給2500円のアルバイトと考えれば、なかなか良い。それ以上の運転は、しんどいのでパス。
 10時半に帰宅。魚は明日、下処理します。

5月1日 海をてくてく2

2008年05月02日 | 釣り
 反対側の岬に移動。その先端に少し広い根があり、その周辺を探る。

 来ました。本命アコウ君。少しドラグが出て楽しめました。

 飲ませ釣りでは子アジが釣れる時期からスタートと言われていますが、水の冷たいこの時期でも、何かを喰いながら、もうスタンバイしているようです。

5月1日 海をてくてく1

2008年05月02日 | 釣り
 本日、風の制約により、日本海。
 朝の車載でうっかりカヤックを斜めに立てかけてしまい、車からズリ落とす。
また、擦り傷を増やしてしまった。幸い、金属のラダーが車体にヒットせず、本日はついていると、前向きに解釈。

 本日のテーマは、過去に動画で紹介した2つのお試し。
①ウィッグシュリンプ
②ブンブン・インチク
③餌の事前調達は忘れていた。でも冷蔵庫には3日目になるアオリイカの刺身が少々。コレに決定。

 8時、重役出航。
 本日、べたなぎ。風なし、潮流なし。昼寝して目を覚ますと、同じ場所に浮いていると思うぐらいの静止状態。
 普段、うねりがあると指をくわえて見ていることが多い、崖下のデカアコウにトライ。岸から20mで水深40m。ココというところに命中させると期待を裏切らないポイント。
 ブンブン・インチクをブーン、ブーンと鳴らすもノーバイト。
 一回だけ何かが触った感じがしただけ。
 ウィッグシュリンプは、ジグヘッドにキラキラ素材を巻いたもの。ようはタイラバのチビをリーダー一ヒロとった中錘スタイルで、ボトムノックしようと言うもの。
 ジリジリと足漕ぎで前進しながら、底を取ってはリーダー分巻いて、ボトムノック。
 私の船は風があればスパンカーで方向が定まって、探りのコースが設定できるのですが、ここまで風がないと、ラインの抵抗が舵となってかってに曲がってしまう。円を描くとリーダーが絡んでトラぶるので、ある程度の風がある日まで検討を持ち越し。

 日本海はまだ水温が非常に低い状態。晴れ間ができてドライスーツ内がホットになっても、手を海水に漬けると収まってしまう。痺れるぐらい冷たい。落ちてもたもたしていると、ドライスーツなしでは危ないと思う。

 ここで11時半。中層に誘ってアタックさせる方法はヤメ。
 反則ワザ、キラキラ・ネオにイカ短冊。でも、グリグリ上げるとこない。
 落下させながらカヤックを前進させ、30~40mの水深で、着底後1m前後のグリガチャ+カーブフォール。浅い方向にこれをやると根掛かりで釣りにならない。深い側に向かって、斜面に沿って段々に落としていく。

 これでやっと、ガシラ、ソイ、と順調に釣れだした。
方法の問題かよと、イカなしで同じことをすると当たりが遠のく。お前らゲンキンか?