おジャ魔女どれみと徒然

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ラバーボーイについて、そのイケメン君

2023-10-13 02:21:00 | ホラー映画

 お金のために仕方なくアダルトサイトのチャットレディとして働くことになった大学生のカイリー。
 その配信中、“ラバーボーイ”というハンドルネームから書き込みがあり──。
 
 アダルトサイトの生配信に殺人鬼が殴り込んでくるサスペンスホラー。
 あんま期待せずに見ましたが面白かったです。

 まあ、映画単体で見ると普通の、よくある作品ではありますが。
 殺人鬼の造形とか、まんまレザーフェイスw しかし、その背景を考えると中々奥が深い内容。

 公開された2014年は”インセル“の語源になったエリオットロジャーの事件が起きています。
 インセルは日本語で言うとこの”非モテ“で、アメリカではこのインセルが引き起こす事件が続き社会問題になっています。

 この映画は太っちょコミュ障のインセルが殺人鬼になってしまうというお話。
 初っ端、女の子にトラウマを植え付けられて〜というスタンダードな展開と思いきや、速攻人殺しちゃうのビックリしたw 元からの性格も歪んでたんでしょうね。

 そっから前段が長いです。カイリーの身の回りの話をして、終盤畳み掛ける感じ。
 退屈は退屈だけど、話がスムーズというか、殺人が起こるべくして起こる感じ。見てて引き込まれました。

 「殺人の理由がしょーもない」と、レビュー見るとよう書かれてますが。
 そんなこと言ったら、京アニ放火とかどうなります? パクリで36人殺す理由になりますか?

 理由があろうがなかろうが事件は起こる。
 動機や経緯があるだけ。理由なんて他人が考えてるだけだし。関係ないでしょそんなん。

 自分にとっては一杯一杯で、必死で一大事なんでしょうよ。それを人に相談することもできなくて。
 最後まで抱え込んで、やがて爆発する。身勝手だけど……でも、どうしようもないもんな。

 人を助けるって、どうしたらええんやろね?
 めちゃくちゃ暴論を承知で言うけど、人と分かり合うより人を殺した方が楽やろからな。

 日本で言う無敵の人とか。自殺するより他人殺して死刑になる方がいいみたいな。
 この映画の主人公も、なんか一つ勇気があれば変わってたかもしれない。でも、復讐の方が楽だったんやろ。

 罪は負ってもらわなあかんし、何より死なんとあかんかったが……なんか責めれんなと思ってしまう。
 この映画を見て「自分は違う」って言える人何人くらいおるんやろ? 「自分は他人に親切にしてる」って腹から言えるか?

 悪いけど、最近は無神経で冷たい人、けっこう多いで。
 俺だって、人のこと言えない。自分のことばっかですよ。

 もしかしたら、気付かない内に他人に殺意を抱かせてるかもしれない。
 人に優しくしましょう。口では誰でもそう言える。

 では、また。



シーノーイーヴルについて、その肉鉤のいけにえ

2023-10-07 05:50:00 | ホラー映画

 アメリカのプロレス団体WWEがプロデュースした、これまた一風変わった映画。
 人気レスラー・ケインが主演。殺人鬼ジェイコブが人々を襲うスリラー作品。

 残念ながら、今回見たのは2になります。
 1の方が人気あるから、本当は最初から見たかったけど、アマプラにも近所のTSUTAYAにもなかった😢

 どうやら2は1のちゃんとした続きっぽく、1の舞台になったホテルでの事件でジェイコブは重傷を負い死亡。
 病院へ検死に運ばれるところから物語がスタート。

 そっから驚異的な体力で蘇生。病院で夜勤する職員を殺して回るという。
 なんかブギーマンやジェイソンっぽい展開w 内容はホラー映画のテンプレやね。

 1の方がゴア表現も良くて面白いらしい。 
 2はそこら辺のグレードは落ちてるかな。基本は背後から忍び寄るアサシン系。

 まぁ、1時間半で適度に楽しめる作品。
 ラストはけっこう雰囲気が出てて好き。

 では、また。

 

スクリームについて、そのスクリーム4

2023-08-28 19:05:00 | ホラー映画

 スクリーム56に衝撃を受けまして。
 あんな面白い映画だったとは。どっちかと言うと最終絶叫計画とか。パロディ映画の方が印象深かったw

 バカにしちゃいけない映画なんやな。
 そうなると俄然、前作が気になってくると。

 なんでスクリーム1~4、見てみることにしました。
 まず1。これがまた面白いっすね。二時間と思えんくらいテンポ良い。

 ストーリーは、主人公の女子高生シドニーをゴーストフェイスが執拗に狙う、というお話。
 シドニーは母親が強姦殺人で死亡、町であらぬ噂をされ肩身の狭い思い。その事件をノンフィクとして執筆したのがTVレポーターのゲイルで因縁の間柄という。それと近所の兄ちゃん、保安官のデューイ。

 ホラーやサスペンスの定説を覆すのがコンセプトなだけあり、隙がないというか、話が密ですね。
 人の殺しっぷりもいい。1だし、もうちょい大人しめかなと思ったけど、割りと関係ない奴もバシバシ殺す。

 偽装殺人のために腹突いて弱体化するビリー。若干、マヌケでコントっぽくなるがw
 まぁ、視聴者のため話を面白くするために頑張ってると思うと応援したくなりますねw

 「映画がサイコを生むんじゃない。人の想像力を掻き立てるだけだ」。
 カッコいいセリフ。現代でも通ずる、何にでも言えるこっちゃな。

 シドニー・デューイ・ゲイルでコアスリーってとこか。
 テイタムは死んでほしくなかったな……( ;∀;)


 続いて2。一応、6が出るまでこの作品がシリーズ最大のヒット作。
 これもまた面白いっすね。今までで一番、犯人が最後まで読めない。

 それもそのはずで、けっこうな脇役だったからな。
 キャラと動機の結び付け、苦しいw

 まぁ、ホント思うのは種明かしはどうでもいいからね。
 過程でハラハラさせてもらったし。

 コットン好きになった。新作でも再登場してほしいね。
 ランディ死ぬんか。お前死んだら誰が映画解説するんだよ!

 今作からシドニーの死神具合が加速。そりゃメディアも囃し立てるわ。
 この人の周り、バタバタ人が死ぬからね。コナンとか金田一の域w

 デューイの不死身具合も。ず~っと思わせぶりじゃんw
 体の耐久が漫画みたいに丈夫。まぁ、コメディやからね。ランディ、あの世で見守っててくれ!


 続いて3。これだけちょっと記憶にあるような。
 確か子供の時、親と一緒に見たんよ。覚えてたのは風で扉がギイと開くラストシーンだけやったけどw

 一応、三部作のラストとなります。いつの間に三部作になってたんや? まぁ、これまた映画のお約束と言うことでw
 コットン速攻死んじゃった( ;∀;) 絶対死なないと思ったのに。

 割りと今回も関係ない人がバシバシ死ぬ。
 せっかくシドニーも気を利かせて山籠りしてんのに。皆、シドニーに殺されたいんだねw

 今回も犯人は予想外の人物。別に推理しながら見てないけど。
 どうでもいいとはいえ、何か冷めるよねw シュンってなっちゃう。

 シドニーママの秘密、真犯人、ランディの遺言。原点へ還り、全ての因縁にケリをつける。
 最終作に相応しい作品。3作目ってことで中弛みあるか思ってたけど、すっげー安定して面白いね。そりゃ映画7作、ドラマも作るわけやな。


 続いて4。副題『ネクストジェネレーション』。
 副題の時点で安っぽい雰囲気。かなりの地雷臭。覚悟して見たんですが、これが意外や意外。良い意味で肩透かし。面白いです。

 副題がラストに掛かってて皮肉が利いてる。
 ファンが欲しい承認欲求、殺人をSNSでアップとか、現代を予見するような展開あり、目を見張る内容。

 ウェスクレイヴン監督はこの時70歳。ここに来て、凄い研ぎ澄まされてますよね。
 123456見てきたけど、4が一番好き。

 懸念だった第3幕、ラストの種明かしも今回は盛り下がらなかったし。
 むしろ熱い展開だったw 今回の犯人がシリーズの中でも一番頑張ってたと思う。

 「映画を何度も見れば分かるんだ。どうやればアンタを殺せるか!」。
 いやいやいやw 映画何度も見てるならシドニーは殺せないことくらい、いい加減理解しろw

 全作見て思ったんだが、シドニーって……良いよねw
 ずっと見てたくなる。5の時は邪魔臭かったけど、やっぱアンタが大将ですw

 今考えると6は何か物足りないよな。シドニーいないから。
 ゲイルの出しゃばりが今は愛おしい。

 これからサムはダークサイドへ落ちていくのか、今後の展開は分かりませんが。
 ダークサイド行きなら、ぜひシドニーにトドメ刺されてほしい。

 スクリームシリーズ、一気にファンになりました。
 スクリーム7、マジで今から楽しみ。

 では、また。



スクリームについて、そのスクリーム6

2023-08-27 19:22:00 | ホラー映画

 スクリームシリーズ最新作。シリーズ中でも最高興収の話題作。
 残念ながら日本では劇場未公開でそれを嘆くファンが大勢いたんだと。

 俺は知らんかったが、去年『スクリーム5』が公開されてて。
 スクリーム4から10年ぶり。5から一度仕切り直しのリブートっちゅー感じらしい。

 というわけで、スクリーム5と6を見てみることにしました。
 一応、俺は4まで見てはいますが内容は全く覚えてませんw

 ほぼ初見視聴。レビュー見るとマニア向けファン向けって書く人が多くて、ちょっと心配でしたが。
 まずスクリーム5。これはめちゃめちゃ面白かったです。

 初っぱな、タラちゃん丈夫すぎで笑ったw
 ゴーストフェイスがナイフでザクザク。スタートダッシュ完璧。

 主人公はサム&タラの姉妹。
 ストーリーはカリフォルニア州の町・ウッドボロー。ゴーストフェイスによる数々の殺人が起きた場所で再び惨劇がというお話。

 その流れで、サムが第一作の殺人犯・ビリールーミスの隠し子だということが発覚。
 5に登場するキャラは、1~4に出てくるキャラの子供とか親戚だったり前作からの繋がりがかなり強いです。

 途中途中、ウィキで知識を得ながら視聴しました。
 ファンだとより楽しめるんじゃないすかね?

 「スタブってなんぞや?」と思ったら、スクリームの世界ではゴーストフェイスの事件が「スタブ」のタイトルで書籍化映画化されてるという設定らしい。
 それがスタブ8まで続いてて、本作で起こる事件に深く関わってるという展開。

 ここら辺の用語は前振りなし、皆知ってるテイで持ち出されるんで。
 初見の人は多少調べる必要はあるんかな。

 ただ、シリーズの繋がりを追わんでも、普通のサスペンススリラーとしても十分面白いと思います。
 互いに誰が殺人犯か疑心暗鬼。どこにゴーストフェイスがいるのかドキドキするし。見応えありです。

 最後、1~4の主人公・シドニーが出しゃばってきますがw
 あそこはちょっと臭みあり。大人しくしといてくれと思った。

 ファンとしては嬉しいんでしょうが。
 まぁ、旧キャラの活躍の仕方はジュラパーやハロウィンよりかは大分マシだったから良い。 

 後、スクリームあるあるで「種明かしで冷める」というのがあるらしい。
 本作でも、確かに犯人が分かる第3章から何か空気が変わったような。

 てか、キャラのセリフがメタいんですよねw
 「ホラーのお約束は~」とか、皆語り出したり。

 映画の中にもう一つ映画がある、特殊な構造なんで。
 見る人によっては面食らう気がする。

 俺も「え?」とは思ったけど、冷めるとはちょっと違った。
 最後まで面白く見れるし、これもこの作品の味かなとは。

 シリーズ再出発として、初見も楽しめる完璧な作品でした。
 1~4の監督であるウェスクレイヴンさんは2015年にお亡くなりになったそうで。

 その手向けとしても、良い作品だったと思う。
 俄然、6の期待が高まりますね。続いて見てみましょう。

 続編ということで失速を心配しましたが。
 安心してください。このスクリーム6、めちゃくちゃ面白い。

 二作連続で面白いって凄いな。マジで借りて良かったw
 ストーリーは5から一年後、ニューヨークへ居を移したサムタラにゴーストフェイスが迫るというお話。

 「またかい!」ってとこだけど、これがまた面白い。飽きない!w
 スタートダッシュがとにかく完璧でそっからノンストップ。

 今作でサムはネットで風評被害に悩まされ~と現代的な展開。
 ゴーストフェイスも殺し方が問答無用、無差別殺人に近い。

 ジェイソンやブキーマンやら特定の犯人じゃないんで、思考にバリエーションがある。
 違った味を楽しめるのは良いですね。色々と工夫も見え、とにかく視聴者を飽きさせない。

 ちなみに、シドニーさんは今回お休みです。
 5の出すぎを反省してくれたのか、気が利きますなw

 今作は初期メンのゲイルと4に登場したカービィがゲスト出演。
 これくらいが旧キャラのウェイトして丁度良いと思う。

 5のシドニーさんは、ファンじゃないから分かんないけど、凄い圧だったからな。
 種死のキラヤマト並みの存在感。今後のフランチャイズのためにも出ないのが正解よ。

 コアフォーが頑張ってくれて、ほぼ世代交代は完成したんちゃう?
 サムが段々と殺人に取り憑かれる様。続編への引きも良し。

 スクリーム7製作決定と。まぁ、規定路線ですね。
 監督は『ハッピーデスデイ』のクリストファーランドンさんとのこと。

 それ聞くと、ちょっと心配だがw
 ハッピーデスデイ、面白いけどなあ……大丈夫?w

 まぁ、待ち遠しいのには変わりない。
 とりあえず5と6、傑作です。7早く来ないかな~。

 では、また。
 
 

血の祝祭日について、そのイタル

2023-08-22 18:11:00 | ホラー映画

 1963年製作。スプラッター映画の元祖と称される作品です。
 ストーリーは、商店を営む男が実は狂信者で、神の供物として若い女性を殺して回る。それを追う刑事というお話。

 かなりコテコテです。コテコテですが、グロはかなりしっかりしてます。話もスラスラ流れて。さすがは元祖。
 エロにも力を入れてて見応えもありw ザ・アメリカホラー。スプラッターという。教科書的な作品。

 一時間ちょいながら中身も詰まってるし、中々面白かったです。
 色彩や映像もメリハリがあって綺麗。芸術作品みたい。

 『サスペリア』『デモンズ』のダリオみを感じさせる。
 色んな意味で元祖なんやろね。

 CG全盛の現代には出せない味がある。今だからこそ見る価値がある映画だと思う。
 では、また。