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つくみず氏の人気漫画原作。
原作は2018年に全6巻で完結しています。
ストーリーは、戦争で崩壊した世界をチトとユーリ2人の少女が旅をするというお話。
ずっと見たかったアニメで、やっぱり面白かったです。
まず特徴的なのは絶望感ですね。これが作品全体を貫いてます。
戦争で崩壊と聞くと、再生とか、生き残った人間達が自給自足の生活して〜みたいなんを想像するかもですが、そういうのはないです。
崩壊は崩壊。後は終わりと滅亡だけ。
作中、カメラに3231とか書いてあったけど、いつの未来か分からないにしろ、人類が発展しすぎからの戦争で全滅、再生の余地がない、そんな世界です。
残った保存食を旅をしながら漁り、食ったらそれまで。
畑を耕すとか、そもそも畑を耕すための土も種もない。生き物もいない。
再生は一切ない。終わるだけ。
その時間がゆったりと流れていく。でも、胸糞とかじゃないんすよね。ただ胸が締め付けられる。
特に今はイランイスラエルの緊張が高まってる中、怖くも感じた。
残念ながら、現実の世界は創作ほど長持ちはせんかったみたいやな。
まだ土があるだけ、今の世界はマシかもだが。
早めに破滅が来るのは、むしろ人間にとって幸運かもしれない。
何が起こるか先は分からないけど、その時が来たら。
この2人のように、俺も絶望と仲良くできるだろうか。
では、また。
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