人生初の事件を経験しました。
公園の駐車場をクリープ現象でゆっくり走行中、保護色になった縁石に乗り上げました。
(言い訳になりますが、ここの縁石は本当に見づらい。現にその日にほかの車も同じ目に合っていました)
衝撃と音がしたので、車を止め確認したところバンパーが傷ついていました。
ショックを受けつつも、車を所定の位置に停車して、目的の場所へ徒歩で向かいました。
ソフトボールの試合を観戦後、車に戻ってみると な・な・なんと空気が抜けて『パンク』しているじゃないですか。
ショック×10 呆然と立ち尽くす自分が居ました。
何しろ40年の運転生活で初めての経験だったので、どうしていいかわからずオロオロしました。
数分後、頭の中に「JK」じゃなくて「JAF」という文字が浮かびました。
電話番号は・・・「104」だ! さっそく電話してみました。携帯電話は便利です。
JAFに入った記憶はないのですが、プリウス購入の時ディーラーが入れてくれていたようで、名前があり40分で来てくれるとのことでした。ありがたい、人は助け合って生きているのだ・・・などととても感激しました。
数十分後に「青い車両」が現れました。
私にはノアの箱舟に思えました。(私はノアではなく箱舟も見たことありませんが)
幸いパンクはひどいものではなく、その場で修理して頂きました。
作業をしてくれたお兄さんはとても親切で、憂鬱な気分が少し晴れました。
無料で直してくれたことにも、少し驚いてしまいました。
すべての工程を終えて帰っていく青い車両の後姿は、怪獣との戦いに勝利しM78星雲に帰っていくウルトラマンのそれにも似て感動的でした。
その日の夕方、ディーラーに行ったところ、バンパー交換で9万円近くの見積書を渡されました。でも、授業料としては安かったのかもしれません。
プリウスとオヤジ・・・この取り合わせは悲惨な事故を思い起こさせます。
認知機能の低下を突き付けられた私は、より安全運転を誓いました。