年が明けて最近読んだ本を紹介します。
本の評論をする気も力もありませんので、偏屈ジジイの感想です。
悪しからず。
<「戦争のプロパガンダ 10の法則」 アンヌ・モレリ>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/c6/ae6beb14befd11ab669d2c3dad148524.jpg)
これは、サンデーモーニングで取り上げられていたもので、早速購入し読んでみました。
戦争に向かう政府が掲げる「プロパガンダ」には法則があり、どの戦争もその道を辿っている。
そして、それは10項目の「法則」に集約できる・・・とあります。
第一次大戦時のことが多く記されていますが、なるほどと思うことが多く、現在の氾濫する情報に対する見方が変わると思います。
今の日本は第5章あたりに来ているのでしょうか?・・・不安です。
『戦争は暴力である以上、フェアであるか否かを問うことは無理なことだ』というヴォルテールの言葉は印象的でした。
近代史の中で全ての戦争は自国の防衛であり、他国からは侵略になると改めて思いました。
<「戦後史の正体」 孫崎 享>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/70/cf9c896d0d3cd57f6e1d5ca9affaa5f9.jpg)
以前、白井聡さんの「永続敗戦論」の中で紹介されていたので読んだものです。
この本は、高校生向けに戦後日本史を米国との関係に軸にして書かれたものです。
内容は、とにかく面白い。下手な小説より読みごたえがあります。軸となる日米関係は「えっ!」と驚くこと必至です。高校生向けということで読みやすいことも助かります。
私は、「戦争のプロパガンダ10の法則」を読んで、無性に読み返したくなったので、本棚から引っ張り出し、一気に読みました。
どちらも皆さんにお勧めしたい一冊です。
<「ほめると子どもはダメになる」 榎本 博明>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/83/cef098df9065cae9d290e2e37f8b159f.jpg)
これは、今の時流とは真逆の表題だったので、興味がわき読んでみました。
内容は、教育現場にいた小生としては頷けることばかりでした。
書かれていることが私の持論に近いので、対局にありそうな『尾木ママの「叱らない」子育て論』を読んで、更に理解を深めたいと思います。
・・・と思ったのですが、「叱らない」が古本屋に見当たりません。
いま、1047円出そうか迷ってます。(表紙を見てちょっと引いたので)