退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

巨星逝く

2020年02月11日 20時52分42秒 | ニュースより

野村監督が逝去されました。

 野村克也さん(84)死去 家政婦が自宅の浴槽で発見


 子どもの時分、少年雑誌の表紙に王貞治氏と並んで映っていたのを見て、失礼ながら「この人誰?」と思った記憶があります。

 ON全盛期のセ・リーグの陰で、脚光をあびることが少なかったパ・リーグにあり、その反骨精神から「ONはヒマワリ、自分は月見草」と仰っていました。

 野村さんの発言は、深く考えさせられるものです。

 その意味を理解したくて本も読みました。



 野球を生業としている訳ではない私ですが、野村さんのことばに影響を受けたのは事実です。

  弱小チームをインサイドワークと人心掌握術で強豪チームに育てる。
  他チームでお払い箱になった選手を「野村再生工場」で復活させる。

 そこに、学ぶべき何かがあると感じたのは私だけではないはずです。



 そんな野村さんのことばで一番印象に残っているのは、

 「何事も大事なのは『1(イチ)』である」ということ。

 打撃の始動のことだったと思いますが、最初『イチ』の動きが間違えていると、全てがダメになる・・・のようなことでした。
 『イチ』は方向性であり基本でもあると感じました。


 先日、NHKの番組<目撃!にっぽん「ひとりを生きる 野村克也 84歳」>を見て、監督もお年を召したなと感じました。
 サッチーさんに先立たれて弱気になったことも知りました。

 しかし、突然の訃報。 本当に驚きました。


 心よりご冥福をお祈りいたします。


東京オリンピックの光と闇

2020年02月11日 06時56分51秒 | テレビを見ました

 『東京ブラックホールⅡ』(1/25NHK)を見ました。
 前回の東京オリンピックの知らされていない部分を垣間見ることができて良かったです。(ちょっと遅くなりましたが)

 現政権の方々は知らないでしょうが『温故知新』。
 ・・・新しい取り組みでは「記録」を紐解き、「反省」の上に立ってより良いものを築く必要があるでしょう。
 「光り輝く新しいもの」にばかり目を向けずに、それによる「マイナス」面にも注目して対処することは、どんな仕事でも必要なことと思います。

<番組内容>
 漫画家志望の山田孝之演じる「山田けんじ」が、夢の中で1964年東京を体感し、国家プロジェクトの中で埋もれた諸問題について考えるストーリー。

 番組内で、オリンピックの陰に隠れた諸問題が紹介される。

 ①出稼ぎ労働者が、低賃金過酷な労働条件で突貫工事に携わっている。
  安全性を無視した生産性重視の工場での事故多数。労働者の転落事故10人/日の数で発生している。
  2020の現在、出稼ぎ労働者が外国人労働者に代わっているだけで、酷似していることに驚かされる。

②出稼ぎの行方不明者多数。外国人労働者の行方不明。
 今も来日した外国人実習生が行方不明になる事件は多いそうです。

<その他>
 ③東京湾での砂利運搬船の沈没。犠牲者多数。
 ④隅田川の水上生活者と廃液による汚染悪臭。
   くみ取り式トイレで集めた汚物は東京湾沖に廃棄
 ⑤夢の島、蠅、蚊、野良犬、ゴミ
 ⑥労働者としての集団就職、女子店員、工員、東京は地方出身者により支えられている。
  地方出身者の不安に乗じて新興宗教の台頭
 ⑦鉄腕アトム・鉄人28号・カムイ伝でのヒロイズム、勧善懲悪。
 ⑧公共工事における汚職2000件
 ⑨地方と東京所得格差2倍。
  オリンピックに金を掛け、生活向上は後回し。オリンピックに関心がある人2.2%
  過半数の人たちが生活向上に予算を使ってほしいと希望していた。
 ⑩中国の核実験・・・大騒ぎに乗じて核実験
  北朝鮮が動き出すか・・・?
 ⑪深刻な水不足(夏)、飲食店は水不足で休業。
 ⑫売血で生きる(牛乳瓶2本\1000)
  暴漢に襲われたライシャワーが輸血により肝炎発症。
  オリンピック参加選手の輸血拒否。
 ⑬出稼ぎ労働者の使い捨て・・・現在も非正規労働者の使い捨て
 ⑭ゴミ拾い、傷痍軍人を路上から排除。風俗店の取り締まり。みゆき族の補導。ヤクザの台頭。表通りは綺麗だが、裏通りは完全に取り残されている。
  外国人にどう見られるかが政策の基本だったようです。
  選手村は朝霞に作る予定でしたが、多各国の大会関係者に、競技会場までの道のりで東京の実態(人々の暮らし)を見られてしまうので、無理矢理代々木に作った。(代々木のワシントンハイツがアメリカのイメージを悪くするから変換したともいわれている)
 これにより都心の基地が返還されたので良い部分もあった。




<大会後>
更に深刻なのが、オリンピック大会後の影響です。

 (1)オリンピック翌年の倒産数が史上最高になる
 (2)景気向上のため国債発行開始し、赤字国債は今日まで続いている
 (3)農村の労働力不足から過疎化が進み、離農者続出で食物自給力低下

まだまだ隠された部分があるのでしょうが、一時間足らずの番組で勉強したことが多かったように感じました。

今回のオリンピックでは、どのようになるのでしょうか?

 NHKの頑張りにも期待します。

出演  山田孝之 仁村紗和


定年延長

2020年02月11日 06時50分59秒 | ニュースより

検事長の人事 政治介入という悪例だ

 政府が定年間近の黒川弘務東京高検検事長の勤務を半年間延長した。次期検事総長に充てる目算だとされる。検察庁法の定めにはなく、公正たるべき検察に政治の介入を許す悪例となるのを恐れる。

 「禁じ手の人事だ」「汚点になる」-検察OBや官僚らからも批判が噴出している。それほど前代未聞の出来事だ。

 検察庁法では定年を検事総長は六十五歳、検事長を含む検察官は六十三歳と定めている。黒川氏は今月七日に定年を迎えるはずだったが、半年間の延長を閣議決定した。異例の人事は国会でも取り上げられ、森雅子法相は「重大、かつ複雑な事件の捜査・公判に対応するため」と答弁した。


  これは、政府関係者によると、保釈中に逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の事件の捜査を指すものらしい。

 だが、そんな単純には受け止められてはいない。現在、検事総長である稲田伸夫氏が慣例どおり、おおむね二年の任期で今年八月までに勇退すれば、黒川氏を後任に充てることが可能になるからだ。


 確かに国家公務員法では、公務に著しい支障が生じる場合に勤務の延長を認めているものの、検事長の勤務延長の前例はない。立憲民主党の枝野幸男代表は「検察官の定年は検察庁法で定められ、国家公務員法の規定を使うのは違法、脱法行為だ」と批判する。

 事件捜査の畑よりも法務官僚としてキャリアが長い黒川氏については、政権との距離が近すぎるとの評がある。それを枝野氏は問題視したのだ。

 もともと検事総長の後任には「政治色がない」とされる林真琴名古屋高検検事長が就任するとの見方が有力だった。ところが、今回の閣議決定で、後任が入れ替わってしまう見通しになった。

 つまりは官邸による人事のコントロールが検事総長にまで及ぶ危うさが露呈したわけだ。「この人事は法務省の中で決定した」と首相は国会で答弁したが、本当なのか。二〇一三年に「憲法の番人」たる内閣法制局長官に、集団的自衛権行使の容認派だった外交官を充てた異例の人事と重なる。

 法務省では次期検事総長は林真琴名古屋高検検事長だと誰もが思っていたようです。

 検察庁はかつてロッキード事件や金丸信・元自民党副総裁の脱税事件など、政権中枢の腐敗を摘発した歴史を持つ。首相経験者をも逮捕しうる検察トップが、官邸の指一本で差し替え可能ならば、そんな検察を誰が信頼できるだろうか。

 田中総理や金丸副総裁の二の舞にならないように手を打ったようにも見える

 「政治との距離」を誤ると、中立・公正の看板が傾いてしまう。政治からの独立-当たり前の姿勢がゆがめば、厳正な政界捜査など望むべくもない。

民主主義の根幹である三権分立を何と心得ているのだろうか?
 『訳わからん!』