大阪市北区の雑居ビルで起きた放火殺人事件は、京アニの事件とも重なり、心が重く締め付けられるものでした。
今回の放火殺人事件で犠牲となった方々に心よりご冥福をお祈りいたします。
通常建物の避難口は、失火を前提に作られていると思います。
『放火』は消防法の想定の外にあるのではないだろうか。
ましてや、今回は意図的な殺人であり、自らも死を望んでいた節があります。
消防法の整備が叫ばれていますが、50年も前に建築され、非常階段が一つしかない雑居ビルは、全国に無数にあるでしょう。
法改正を待つ間に現状でできることは何なのでしょう。
意図的な放火をも想定して思いつくことを挙げてみました。
①壁紙を不燃材に変える
②消化器を多めに配置
③スプリンクラーの設置
④換気など一酸化炭素を含めたガス対策の徹底
⑤逃げ方のレクチャーを(火の方向であっても出口に向かうなど)行う
今回は、一酸化炭素中毒による犠牲者がほとんどのようです。
「換気」と建物の構造を良く知る者による「避難方向の徹底」(たとえ炎に向かうことになっても消化器片手に出口に向かう)が必要なのかも知れません。
机上では何とでも言えるのですが・・・咄嗟では何ができるか解りません。
しかし、ここ3年間に2件もの放火大量殺人事件が生じています。
2019年 7月18日 京都市伏見区「京都アニメーション」36名死亡
2021年12月17日 大阪市北区「働く人の西梅田こころとからだのクリニック」25名死亡
他人を道連れにする『拡大自殺』に対して、本気で対策を考えるときなのかも知れません。
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